鍼灸治療での禁忌とは？鍼灸を受けることができない人とは

こんにちは！【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績はこちら

こちらのブログでは鍼灸治療での禁忌とは。鍼灸を受けることができない人についてご紹介しております。

当鍼灸院では辛い肩こりやひどい腰痛に鍼灸治療で施術を行なっております。こちらのブログで鍼灸治療へのご不安や気になる点が少しでも解消されますと幸いです。

→鍼灸治療についてのご相談はこちら

鍼灸治療が禁忌になる人は？

鍼灸治療は様々な症状に高い効果を発揮しますが、禁忌となる症状や疾患の人がいます。

以下、WHO(世界保健機関)のガイドラインより抜粋してご紹介しております。

・悪性腫瘍(ガン)のある人
・出血性の疾患がある人
・妊婦の人
・すぐに手術が必要な人
・重い動脈硬化症の人
・動脈瘤のある人

以上の症状や疾患のある方は鍼灸治療を受ける前に、医師又は鍼灸師の許可が必要です。

禁忌と申しましても痛みの症状や箇所によっては鍼灸の施術が可能な場合もありますので、鍼灸施術をご希望の際には一度医師にご確認ください。

そのほかの持病をお持ちの方は基本的には施術可能ですが、ご心配の方は事前に鍼灸師にご相談ください。場合によっては医師にご確認していただくこともあります。

なぜ、鍼灸治療に禁忌の人がいるのか？

WHO(世界保健機関)の「鍼治療の基礎教育と安全性に関するガイドライン」にて、禁忌の項目では「この治療法の完全な禁忌の症状にを規定するのは困難である。しかし上記の症状に当てはまる人は避けるべきである」と記載されているためです。

ただ、禁忌だから鍼灸治療はできないというわけではございません。
鍼灸治療を安心安全に患者様に受けていただくためにも、WHOが定めた禁忌の症状や疾患をお持ちの方は予め医師や鍼灸師の判断を仰ぐ必要がございます。

体の辛い症状やストレスを少しでも楽にできるよう鍼灸治療を行いますので、ご不安や不明点などがある方はご相談くださいませ。もし、禁忌の方でケガや慢性痛での鍼灸治療をご希望の場合は医者の同意を得てからの鍼灸治療となりますので予めご了承ください。

痛みの治療には鍼灸院と病院、どちらに行くべきか？

スポーツによるケガなど、痛みを感じた際に鍼灸院か病院どちらへ行くべきか悩まれる方もいらっしゃるのでご紹介していきます。

病院へ行ったほうがいい場合

以下の症状がある際にはまず、病院にて症状を確認していただくことをお勧めします。

・事故やスポーツなどによる外傷（切り傷や出血したもの）
・感染症や発熱を伴うもの
・急な腹痛や胸の痛み
・激しい頭痛で吐き気やめまいを伴うもの
・これまでにない痛みを伴うもの（骨折等の可能性があり)

急性症状であれば基本的には病院に行くことを強くお勧めします。まずは大きいケガや病気ではないことを確認することが最優先です。

例外としてはぎっくり腰(背中)や寝違え、足がつる、スポーツによる筋肉痛などの日常の中で生じやすいものは病院に行っても、湿布や薬などを処方してもらうのみで根本的な悩みに解決できない場合があります。

鍼灸院に行ったほうがいい場合

上記のような症状以外の場合は基本的にご来院いただいて大丈夫です。また、上記のような急性症状ではなく慢性的な痛みや不快感に対しても施術ができます。鍼灸では【痛み・こり・ハリ・しびれ・不調】などは改善することが可能ですのでご相談ください。

もし、ご不明点がございましても鍼灸院では最初に問診票にて患者様のお体の症状をお伺いしますので、そこで鍼灸師にご相談しながら施術を進めることができます。

私は患者様の症状を拝見して「この症状の場合は病院に行ったほうがいい」と判断することがございます。その際は患者様に状態をお伝えし、治療費は頂かずにそのまま病院をご紹介させていただいくこともございます。

まとめ

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。今回は鍼灸の禁忌についてご紹介させていただきました。

WHOのガイドラインでは悪性腫瘍(ガン)のある人、出血性の疾患がある人、妊婦の人、すぐに手術が必要な人、重い動脈硬化症の人、動脈瘤のある人は禁忌の症状や疾患として鍼灸治療を避けるべきと掲載されておりますため、施術の際には医師の確認や相談が必要です。

鍼灸には様々な効果がございますので、患者様によっては「薬やマッサージなど行ってもダメだから鍼灸院に来た」という方も少なくありません。しかし、禁忌の症状や疾患、痛み種類によっては鍼灸治療を受けることができない場合もございます。

安心・安全に鍼灸治療を受けていただくためにもぜひ鍼灸師や医師にご相談ください。

【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸師：熊谷