鍼治療後に筋肉痛のような痛みが出るって本当?

こんにちは!【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸師の熊谷です。→熊谷陸の経歴・実績はこちら
こちらのブログでは鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みが出る原因や対処法についてご紹介しております。鍼灸治療へのご不安や気になる点が少しでも解消されますと幸いです。

鍼灸治療後の筋肉痛のような痛みの原因は?
鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みを感じたことのある方がいらっしゃるかと思いますが、鍼灸治療による副作用や症状の悪化ではございませんのでご安心ください。鍼灸治療後の筋肉痛のような痛みの原因の正体は瞑眩(めんげん)や好転反応(こうてんはんのう)と呼ばれるものです。
施術後に起こる瞑眩・好転反応とは?
瞑眩・好転反応とは体がより良い状態に向かおうとしている体の反応です。
鍼灸治療後に稀に起こる、瞑眩・好転反応は鍼灸治療だけではなくマッサージでも起こりうる症状ですが、施術を行うことで固まっていた筋肉は柔らかくなり、体の血液循環が急に良くなることで新陳代謝が大きく回復します。
こうした急激な変化に体がついていかず、さまざまな不快症状が現れることを瞑眩・好転反応と呼びます。
瞑眩・好転反応の変化に体が馴染むことで症状は落ち着いていくので、施術後大体2〜3日程度で筋肉痛のような痛みは落ち着くと言われています。
筋肉痛のような痛みは鍼灸治療による副作用?
鍼灸治療によって起こる筋肉痛のような痛みは、薬で起こる副作用とは大きく異なる反応です。副作用と瞑眩・好転反応の違いは以下の通りです。
副作用:薬によって病気やケガを治すという効果のほかに生じてしまう望ましくない作用
瞑眩・好転反応:体が正常な状態に戻る際の反応
副作用の場合は薬を飲むことで患部を治療するメリットがございますが、他の部位に対して好ましくない効果が生じてしまうデメリットがございますので、医師は別の部位への負担を考慮して投薬しなければなりません。
瞑眩・好転反応は人間の備わっている自然治癒能力の働きを強くする過程で現れる症状のことで、体を正常の状態に戻そうと一時的に発生する反応です。鍼灸治療は人間が元来備わっている自然治癒能力を生かした治療のため、副作用が無く体に負担が少ないとされております。

鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みが出たけど平気?
鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みが出ても問題はありません。
鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みや筋肉のだるさなどの症状が起きることがございます。これらの症状は瞑眩(めんげん)・好転反応(こうてんはんのう)と呼ばれ、体がより良い状態に向かおうとしているサインですのでご安心くださいませ。
治療後に起こる痛みの症状は普段感じている肩凝りのような痛みや腰痛などとは違い、筋肉痛のような痛みを感じる方がほとんどです。
瞑眩・好転反応による筋肉痛のような痛み際の対処法は?
瞑眩・好転反応によって生じる筋肉痛のような症状が出た際の対処法は、体が慣れるために水分をしっかりとって安静にすることが一番です。
激しい運動をしないようであれば、従来通りの生活を続けていただいて問題ありません。
軽いストレッチを行うと血行を改善する働きを助けてくれるため、瞑眩・好転反応による筋肉痛の痛みは早めに改善する可能性がございます。
鍼灸治療後に気をつけた方がいいことは?
・飲酒
・長風呂
・鎮痛剤(ちんつうざい)の服用
・激しい運動
筋肉痛のような症状がでている際にアルコール摂取を摂取しますと内臓に負担をかけ、組織の回復が遅れてしまいますのでおすすめしておりません。
長風呂は鍼灸治療によって血液循環がよくなっている上、お風呂の温かさで血液循環がさらに促進されるため、好転反応の症状がより強くなることがございます。
鎮痛剤の服用をしますと神経の自然な働きが妨げられ、好転反応を長引かせることに繋がります。ご利用の際にはご注意ください。
まとめ
ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。今回は【鍼灸治療後に筋肉痛のような痛みがでるって本当?】についてご紹介させていただきました。
鍼灸治療による治療後の筋肉痛のような痛みは好転反応によるものです。瞑眩・好転反応は体が回復に向かっている症状ですので、ご安心くださいませ。
鍼灸治療では今まで刺激が入ったことのない部位に鍼を刺すため、治療後に筋肉痛のような痛み(好転反応)の症状が出やすいことが特徴に挙げられます。
些細なことでもご不安な点や気になることがございます際には、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸師:熊谷