肋間神経痛の原因や治療法について
こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷です。→熊谷陸の経歴・実績について
こちらのブログでは肋間神経痛の治療法や原因、症状についてご紹介しております。
所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院では肋間神経痛の施術に力を入れております。所沢・小手指周辺で肋間神経痛の辛い症状にお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
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目次
肋間神経痛とは
肋間神経痛とは、肋骨(肋間)の神経に発生する痛みの症状の総称を指します。症状の総称のため、病名ではございません。
肋間神経は各肋骨の下に走る神経で、なんらかの要因で肋間神経が炎症や損傷を起こして上半身に痛みが生じます。肋間神経は広範囲に広がっているため症状も背中や胸、脇腹など広範囲に見られることが多いのが特徴としてございます。
肋間神経痛の症状とは
肋間神経痛の主な症状は、胸や脇腹下、背中を中心にピリピリ・チクチクしたような痛みが起こります。
胸や脇腹、背中に神経痛が起こる理由は、肋間神経が背骨から胸にかけて通っているため特定の箇所に見られます。
痛みの感じ方は、電気が走るようなピリピリ・針で刺される様なチクチク・火傷のようなチリチリなど神経痛の独特な痛みが起こります。
また、肋間神経痛はしばしば帯状疱疹と同じものと思われることがございます。しかし、帯状疱疹とはウイルスによって神経が損傷することで痛みが起こる疾患の1つです。
帯状疱疹の原因であるウイルスが肋間神経に異常をきたすことがございますため結果的に肋間神経痛が起こります。
帯状疱疹による肋間神経痛を引き起こしている場合は、神経痛と共に皮膚表面に水疱や発疹といった症状が見られます。
肋間神経痛のみであれば皮膚症状が見られませんので、痛みが起こった際には痛みが起こっている部位の皮膚をご確認いただき、帯状疱疹と間違いないかご判断頂けれると良いかと思われます。
肋間神経痛の原因とは
肋間神経痛には原因ははっきりしているもの(続発性肋間神経痛)と原因不明のもの(原発性肋間神経痛)の2つに分けられます。
原因によっては病院へ行くことをおすすめする場合がございますので詳しくは下記でご説明させていただきます。
【原因がはっきりしているもの(続発性肋間神経痛)】
原因がはっきりしている神経痛を続発性肋間神経痛と言います。続発性肋間神経痛のでは2つ原因が考えられます。
1つ目は、筋肉の緊張や脊椎の変形によって神経が圧迫・ダメージを負っていることで肋間神経痛の症状を引き起こすことが考えられます。激しい運動による筋肉の緊張や変形性脊椎症による骨の変形によって神経が圧迫するなどがございます。
2つ目は、帯状疱疹(たいじょうほうしん)のウイルスによって肋間神経が傷つけられることによって肋間神経痛を引き起こすことがございます。帯状疱疹は上半身の様々な部位で見られますが、稀に肋間神経に関わる部位で症状を引き起こすため肋間神経痛を伴う場合がございます。
帯状疱疹によって肋間神経痛が引き起こされている場合、まずは病院へ行くことをおすすめします。
帯状疱疹と診断を受けた際には、帯状疱疹の改善・解消する治療法をおすすめしておりますので詳しくは下記のブログをご覧いただければと思います。
→帯状疱疹について詳しくはこちら
原因不明のもの(原発性肋間神経痛)
原発性肋間神経痛とは病院で検査を行なってもはっきりとした原因がわからない場合のことを言います。
原発性肋間神経痛の場合は日常生活の状況が影響していると考えられます。
お仕事の疲れや睡眠不足といった心身へのストレスによって自律神経が乱れることで肋間神経痛を引き起こすと言われており、ストレス過多によって筋肉の緊張や呼吸が浅くなることで神経に異常をきたすと考えられています。
肋間神経痛のおすすめの治療法とは
当院では肋間神経痛の治療法として鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療をおすすめしております。
鍼灸治療をおすすめする理由として、神経の炎症を抑える抗炎症作用や筋緊張の緩和、自律神経の調整でストレスの緩和といった効果が見込めるためおすすめをしております。
肋間神経痛の主な原因は、神経の炎症・筋緊張による肋間神経の圧迫・ストレス過多による神経も異常が考えられます。
鍼灸治療は肋間神経痛の原因に対して効果が見込めるためお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
鍼灸治療の効果について詳しくは下記でご説明させていただきます。
【神経の炎症を抑える抗炎症作用】
鍼灸治療には、肋間神経痛の付近に鍼とお灸を行うことで神経の炎症を抑える効果が見込めます。
神経をはじめとする組織の炎症を抑える効果を抗炎症作用と言います。炎症を起こしている患部周辺に鍼で意図的に傷を与えることで体内の免疫反応が働き、炎症を抑制することができます。
肋間神経痛では、なんらかの要因で肋間神経が炎症を起こしている可能性がございます。そのため肋間神経の周辺に鍼を行うことで炎症を抑えて、肋間神経痛の症状を改善・解消することができます。
【筋緊張の緩和】
鍼灸治療には、肋間神経を圧迫する筋肉やツボに対して鍼をお灸を行うことで筋肉の緊張を緩和させて、肋間神経痛の症状を改善・解消する効果が期待できます。
肋間神経痛を引き起こす原因の1つとして、肋間神経の周辺にある筋肉によって神経が圧迫されることが原因で肋間神経痛の症状を引き起こすと考えられます。
そのため肋間神経痛の改善には、肋間神経へのアプローチだけでなく肋間神経に影響を及ぼす筋肉への施術も重要となります。
鍼による施術では、肋間神経を圧迫する周辺の筋肉に鍼で意図的に傷を与えます。意図的に傷を与えることで体が本来持っている回復機能が働き、鍼で傷をつけた箇所を修復すると共に筋肉の緊張も緩和する働きが生まれます。
加えてお灸には、肋間神経周辺のツボにお灸を行うことで心地よい温かさが伝わり、体をリラックスさせる効果がございます。体がリラックスすることで筋肉の緊張は緩み、肋間神経の圧迫を軽減させることができます。
【自律神経を調整し、ストレスの緩和】
鍼灸治療には、鍼とお灸を併用することでストレス過多による自律神経の乱れを調整する効果が期待できます。
仕事や私生活で肉体的にも精神的にもストレスが加わることで交感神経が優位に働き、肋間神経痛や体の不調を起こしやすくなります。
鍼治療では、体の筋緊張に対して施術を行うことで、筋肉の緊張が緩和されて体はリラックスすることができるため肉体的なストレスを緩和することができます。
お灸では、温熱効果によって心地よい温かさを身体に伝えることで精神的なリラックス効果が働き、副交感神経が優位に働くため自律神経の調整をすることができます。
肉体的・精神的どちらに対してもストレスの緩和をすることで交感神経と副交感神経の働きが調整されて肋間神経痛の原因を改善・解消する効果が期待できます。
その他の治療法とは
当鍼灸院では肋間神経痛に対しての治療法として鍼灸治療をおすすめしておりますが、それ以外にも治療法がございますので簡潔にご紹介させていただきます。
薬
肋間神経痛に対して薬を服用することで症状を落ち着かせることができます。肋間神経痛の原因によって薬の種類が異なりますので、市販のお薬(ロキソンインといった痛み止めの薬など)よりもお医者さんにまずは診てもらうことをおすすめします。
薬を使用することで症状を抑えたり、炎症を軽減する効果がございます。
一方で薬の場合、肋間神経痛の症状は改善することができますが、根本の原因である筋肉の緊張や自律神経の調整はできていないため再発の可能性がございます。
神経ブロック注射(肋間神経ブロック)
神経ブロック注射とは、特定の神経に麻酔や薬を注入して痛みを軽減・解消する治療法です。肋間神経痛の症状が強く、日常生活を過ごすのも辛い方には肋間神経の痛みを感じる伝達信号を一時的に遮断することができると言われています。
神経ブロック注射は即効性もあり、薬でも改善しない肋間神経痛に対しても効果が見込めます。
一方で肋間神経痛の症状は落ち着きますが、根本的な原因が改善・解消されていない場合がございます。あまりにも症状が辛い方には神経ブロック注射はおすすめですが、再発する可能性もございますのでご注意ください。
セルフケア
セルフケアとしてツボ押しやストレッチといった治療法がございます。肋間神経痛は初期症状であれば生活習慣に影響を及ぼす程ではないことが多いので、セルフケアでも十分効果が見込めます。
ツボ押しの場合は自律神経の調整に効果がある郄門(げきもん)というツボがおすすめです。腕の内側にあり、手首と肘のちょうど真ん中にあるツボですので痛気もいい程度の力で刺激を入れると効果が期待できます。
ストレッチの場合は、痛みの箇所にもよりますが背中を伸ばすようなストレッチがおすすめで、ラジオ体操のように大きく手を広げながら深呼吸を行うと肋骨が広がるようにストレッチがされますのでぜひお試し頂けると良いかと思います。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【肋間神経痛の原因・症状・治し方とは?】についてご紹介させていただきました。
肋間神経痛とは、肋骨(肋間)の神経に発生する痛みの症状の総称を指します。症状の総称のため病名ではございません。
肋間神経は各肋骨の下に走る神経で、なんらかの要因で肋間神経が炎症や損傷を起こして上半身に痛みが生じます。
肋間神経痛の主な症状は、胸や脇腹下、背中を中心にピリピリ・チクチクしたような痛みが起こります。胸や脇腹、背中に神経痛が起こる理由は、肋間神経が背骨から胸にかけて通っているため特定の上半身の特定の箇所に症状が見られます。
肋間神経痛の原因は、はっきりしているもの(続発性肋間神経痛)と原因不明のもの(原発性肋間神経痛)の2つに分けられます。
原因がはっきりしているもの(続発性肋間神経痛)には、筋肉や脊椎によって肋間神経が影響を受けているものと帯状疱疹といった感染症によって影響を受けているものの2つがございます。
また、原因不明のもの(原発性肋間神経痛)にはお仕事の疲れや睡眠不足といった心身へのストレスによって自律神経の乱れが起こり、それによって肋間神経痛を引き起こすことが考えられます。
原因は患者様によって様々ですが、肋間神経痛は日常生活に支障をきたすほどの症状を引き起こすことがございますのでご注意くださいませ。
当鍼灸院がおすすめする肋間神経痛の治療法として鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療がございます。
肋間神経痛の主な原因は、神経の炎症・筋緊張による肋間神経痛の圧迫・ストレス過多による神経の異常が考えられます。
鍼灸治療には、神経の炎症を抑える抗炎症作用や筋肉の緊張を緩和する効果、自律神経の調整を行いストレスの緩和といった効果が見込めるため肋間神経痛の根本原因から改善することが期待できます。
鍼灸治療の詳しい効果についてはブログ内でご紹介しておりますのでご覧いただけますと幸いです。
ブログの最後には肋間神経痛に対するその他の治療法をご紹介しております。
その他の治療法として薬・神経ブロック注射(肋間神経ブロック)・セルフケア(ツボ押しやストレッチ)の3つを簡潔ではございますがご紹介させていただいております。
患者様のお悩みや症状によっておすすめな治し方や対処法がございますので、気になる点やご不明な点がございます際にはお気軽にご相談くださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長