バンザイ寝を鍼灸で改善。睡眠の質を高める体づくり

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてこちら
寝ているとき、気づくと腕を上げて「バンザイ」の姿勢になっていませんか?
一見リラックスして見えるこの寝姿勢ですが、実は体の疲れや筋肉のこわばりが関係しているサインかもしれません。
バンザイ寝は、胸や肩まわりの緊張から呼吸が浅くなり、結果的に“楽な姿勢”を探して起こる反応です。
この状態が続くと、肩こりや首の張り、睡眠の質の低下につながることもございます。
そんな体のバランスを整える手段として有効として、鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療がございます。
深層筋や自律神経に働きかけることで、体を内側から整え、自然と「楽に眠れる姿勢」へ導いていきます。
詳細はこちらのブログ内でご紹介しておりますので、改善のご参考になりますと幸いです。
所沢・東所沢地域周辺でお悩みの方はぜひ一度ご相談くださいませ。

目次
鍼灸で「バンザイ寝」が改善する理由

「寝ているときに腕を上げてしまう」そんな無意識の動きには、筋肉の緊張や呼吸の浅さなど、体のバランスの乱れが関係しています。
鍼灸治療では、これらの根本的な要因に直接アプローチすることで、体が自然と“楽に眠れる姿勢”を思い出すように整えることができます。
深層筋(小胸筋・前鋸筋など)へのアプローチ
鍼灸の大きな特徴は、マッサージでは届かない深層筋(小胸筋・前鋸筋・斜角筋など)にアプローチできる点です。
これらの筋肉を緩めることで、胸が開きやすくなり、バンザイ寝の根本原因である「胸郭の硬さ」を改善します。
バンザイ寝の多くは、猫背姿勢やデスクワークによって胸の前側の筋肉が縮こまり、肩が前に巻き込まれることで起こります。
胸の奥にある小胸筋や前鋸筋は、姿勢保持や呼吸運動に深く関与する筋肉ですが、日常生活では動かしにくく、ストレッチやマッサージでは緩めにくいのが特徴です。
鍼灸は、ピンポイントで深層筋を刺激できるため、筋肉の緊張を内側から和らげ、「腕を上げなくても呼吸しやすい体」へ導くことができます。
深層筋へのアプローチは、体の“呼吸の型”を正すことにつながります。それにより、体が「腕を上げる必要のない姿勢」を自然と覚えていくのです。
自律神経を整え、深い眠りを促す
鍼灸には、自律神経のバランスを整え、深い眠りをサポートする効果がございます。
この働きが、バンザイ寝による浅い呼吸や緊張状態の改善に大きく関わっています。
バンザイ寝になる背景には、筋肉のこわばりだけでなく、日中のストレスや交感神経の過剰な働きによって、体が常に“緊張モード”になっていることがございます。
この状態では、寝ていてもリラックスできず、呼吸が浅くなるため、体が無意識に腕を上げて胸を広げ、呼吸を助けようとします。
鍼灸では、自律神経の中枢に関係する経穴(ツボ)、例えば「神門」や「百会」などを刺激することで、副交感神経を優位にし、心身をリラックス状態へ導くことができます。
鍼灸は筋肉をほぐすだけでなく、体の内側のリズムを整える治療です。
体がリラックスを覚えることで、腕を上げなくても自然に深い呼吸ができるようになります。
血流を改善し、体が自然と”楽な姿勢”を覚える
鍼灸によって血流が促進されることで、体が本来の“楽な姿勢”を取り戻す力が高まります。
バンザイ寝をする人の多くは、首や肩まわりの血流が滞っており、筋肉が酸素不足・栄養不足の状態になっています。
血流が悪いと筋肉が硬くなり、動きが制限されてしまうため、体は「腕を上げることで血流を確保しよう」とする防御反応を起こします。
鍼灸治療によって血管が拡張し、血流が改善されることで、筋肉に十分な酸素と栄養が行き渡り、こわばりが自然に取れていきます。
特に、肩甲骨まわりや鎖骨下の血流が良くなると、「肩の重さが軽くなった」「朝の目覚めがスッキリした」と感じる方が多くいらっしゃいます。
血流が整うことで、体は“リラックスした姿勢”を記憶し、意識しなくても腕を上げずに眠れるようになります。
鍼灸で血流を改善することは、単にコリを取るだけでなく、体が正しい姿勢を自然に選べる状態をつくることにつながります。
実際の施術と改善の流れについて

姿勢・筋肉バランスのチェック
バンザイ寝の改善には、まず体の現状を正確に把握することが欠かせません。
そのため、施術の初回では姿勢や筋肉のバランスを丁寧にチェックします。
バンザイ寝を引き起こす背景は、単に「肩がこっている」だけではございません。
胸や肩の筋肉の硬さ、背骨や肩甲骨の可動性、呼吸の深さ、さらには自律神経の状態まで、複数の要素が絡み合っています。
特に、胸の前側(小胸筋・大胸筋)と背中側(僧帽筋・菱形筋)のバランスが崩れると、肩が前に巻き込まれ、呼吸が浅くなりやすくなります。
これらを把握したうえで、どの部位にアプローチすべきかを見極めることが重要です。
週1の施術で変化を実感
多くの方は、週1の施術を継続することで体の変化を実感されます。
鍼灸は、体の深部にある緊張を少しずつ解きほぐしながら、バランスを整えていく治療です。
長年続いた姿勢の癖や筋肉のこわばりは、1回の施術で完全に改善するものではございません。
しかし、定期的に施術を行うことで、血流が安定し、筋肉の柔軟性が戻ってきます。
また、自律神経の働きが整い、夜の入眠がスムーズになるなど、睡眠の質にも変化が現れます。
鍼灸の効果は“蓄積型”であり、続けるほどに体が「正しい姿勢と呼吸」を思い出していきます。
多くの方は、初回〜3回目で「肩の重さが減った」「夜中に目が覚めにくくなった」といった変化を感じ、5〜6回目以降には「気づけば腕を上げずに眠れている」という状態へ移行していきます。
これは、深層筋の柔軟性が回復し、体が自然と“楽な姿勢”を学び直した結果です。
セルフケアと併用で再発防止
施術の効果を持続させるためには、日常生活でのセルフケアがとても重要です。
鍼灸で整えた体を、普段の生活の中でも維持していくことで再発を防ぐことができます。
バンザイ寝の原因は、日中の姿勢や呼吸の浅さにあることが多いため、施術だけでなく、自分自身で「胸を開く」「深く呼吸する」習慣を身につけることが大切です。
特におすすめなのが、寝る前に行う胸を開くストレッチと深呼吸(4秒吸って8秒吐く)。
これにより、胸まわりの緊張が和らぎ、副交感神経が優位になり、自然と眠りに入りやすくなります。
鍼灸治療とセルフケアを組み合わせることで、“腕を上げないでも呼吸しやすく眠れる体”を長く維持することが可能になります。
これは単なる寝姿勢の改善ではなく、体質そのもののリセットにもつながります。
まとめ
ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今回こちらのブログでは【バンザイ寝を鍼灸で改善。睡眠の質を高める体づくり】についてご紹介させていただきました。
「バンザイ寝」は、体が無意識のうちに“楽な姿勢”を求めて起こる体からのサインです。
つまり、それは単なる寝相の癖ではなく、肩・胸・首の緊張や、呼吸・自律神経の乱れなど、体が整っていないことを知らせるメッセージでもございます。
鍼灸治療では、体の深層にある緊張をゆるめ、血流と自律神経を整えることができます。
「深く呼吸できる」「夜中に目が覚めなくなった」「朝スッキリ起きられる」といった変化を実感する方も多く、
それは“体が本来のリズムを取り戻している証拠”です。
鍼灸で整うのは、単に筋肉だけでなく「体全体のバランス」なのです。
「腕を上げないと呼吸しづらい」その状態から卒業するために、一人で悩まず、専門家にご相談ください。
当院では、姿勢・呼吸・自律神経のバランスを総合的に整え、“腕を上げなくても深く眠れる体”へ導くお手伝いをいたします。
バンザイ寝が続く方、肩や首の疲れが取れない方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいませ。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長