免疫力は鍼灸治療で高めることができる?

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら
冬になると、風邪やインフルエンザが流行りやすく、「免疫力を高めたい」と感じる方が増えます。
最近では、食事や睡眠だけでなく「鍼灸でも免疫力を改善できる」と耳にすることがあり、気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は、鍼灸は単にコリをほぐすだけでなく、自律神経や血流のバランスを整えることで、体の“防御力=免疫力”を高めるサポートができる治療法です。
冷えやストレスによって乱れがちな体のリズムをやさしく整え、病気にかかりにくい体質へと導いてくれます。
こちらのブログでは、「免疫力とは何か」「なぜ鍼灸で免疫が高まるのか」をわかりやすく解説させていただきます。

目次
鍼灸で免疫力は改善できる?冷えやストレスに負けない体づくり

鍼灸は、薬を使わずに体のバランスを整え、自然な形で免疫力を高めるサポートができます。
体の免疫機能は、自律神経・血流・ホルモンなど、さまざまな働きが連携して保たれています。
しかし、ストレスや冷え、疲労の蓄積などによってこれらのバランスが崩れると、免疫細胞の働きが弱まり、体調を崩しやすくなります。
鍼灸では、ツボを刺激して自律神経の働きを整えることで、血液やリンパの流れを改善し、免疫細胞が全身で活発に働ける環境を整えることができます。
体のバランスを整え、自己治癒力を引き出すのが鍼灸の特徴
鍼灸の最大の特徴は、体の不調を“部分的”にではなく、“全体的”に整える点にございます。
たとえば肩こりや腰痛といった局所的な症状であっても、その背景には「血流の滞り」や「自律神経の乱れ」など、全身のバランスの崩れが関係しています。
鍼灸は、症状の出ている部位だけでなく、ツボ(経穴)や経絡(けいらく)を通して体全体の流れを整えることで、自己治癒力を高めていきます。
この“全体調整”こそが、免疫機能の底上げにもつながります。
たとえば、慢性的に風邪をひきやすい方や季節の変わり目に体調を崩す方に対して、鍼灸で手足・背中・お腹のツボを刺激すると血流と代謝が改善し、体温が上がりやすくなります。
体温の上昇は、白血球の活動を活発にし、免疫力を高めるうえで非常に重要な要素です。
鍼灸はまさに、こうした「体の自己修復機能を引き出す」アプローチといえます。
つまり、鍼灸は“症状を抑える”のではなく、“体を整えて治す”療法です。
自然の力で体のバランスを整えることにより、結果的に免疫力を高め、健康的な日常を支えることができます。
免疫力とは?ウイルスから体を守る自然の防御システム
免疫力とは、私たちの体がウイルスや細菌などの外敵から身を守るための“自然の防御機能”です。
免疫には大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類がございます。
自然免疫は、体に侵入した異物をすぐに排除しようとする最初の防衛線。一方で獲得免疫は、過去に侵入したウイルスなどを“記憶”し、次に同じ敵が現れたときにすばやく対応します。
これらがうまく機能しているとき、人は風邪をひきにくく、疲れにも強くいられます。
例えば同じ環境にいても、風邪をひく人とひかない人がいるのは、この免疫力の働きの差によるものです。
免疫機能が低下すると、ウイルスが体に侵入しやすくなり、感染症だけでなくアレルギーや肌荒れなどにも影響を及ぼします。
自律神経と免疫の深いつながり
免疫力を語るうえで欠かせないのが「自律神経」の働きです。実は、自律神経と免疫は密接に関係しています。
自律神経は、体温・心拍・呼吸・内臓の働きなどを自動的に調整する神経で、交感神経(活動)と副交感神経(休息)のバランスで成り立っています。
このバランスが崩れると、免疫細胞(白血球など)の働きにも乱れが生じ、風邪をひきやすくなったり、慢性的な疲れが取れにくくなったりします。
たとえば、ストレスで緊張状態が続くと交感神経が優位になり、血管が収縮して血流が悪化します。
その結果、体温が下がり、免疫細胞の働きが低下するのです。逆に、副交感神経がうまく働くと血流が改善し、免疫機能が回復していきます。
鍼灸が免疫力を高める3つのメカニズム

血流促進による体温の上昇
鍼灸で血流が促進されると、体温が上昇し、免疫細胞の働きが活発になります。
体温が1℃下がると、免疫力はおよそ30%も低下するといわれています。
逆に、血流が改善して体が温まると白血球の動きが活発になり、ウイルスや細菌を撃退する力が高まります。
鍼灸によって血流が促進される理由は、ツボ刺激が自律神経や血管の反射反応に作用するためです。
鍼を刺すと、その刺激が皮膚や筋肉の中にある感覚神経を介して脊髄・脳へと伝わります。
このとき、脳内では「血管を拡張させる神経伝達物質(アセチルコリンやサブスタンスPなど)」が分泌され、末梢の血管がゆるみ、血液の流れがスムーズになるのです。
また、局所的な毛細血管の拡張により、筋肉内の酸素供給や老廃物の排出が改善され、組織の代謝が高まることもわかっています。
さらに、お灸による温熱刺激は、皮膚温センサー(温受容体)を介して「体を温めようとする生理的反応」を引き起こします。
これにより、全身の血流が改善され、体幹温度がゆるやかに上昇します。
鍼とお灸を組み合わせることで、「神経刺激による反射的な血流促進」と「温熱による代謝向上」という二重の効果が期待できます。
自律神経のバランス調整
鍼灸は、自律神経の乱れを整えることで、免疫システム全体を安定させます。
ストレスや睡眠不足によって交感神経が過剰に働くと、体は常に「緊張モード」になり、免疫細胞の活動が抑えられてしまいます。
鍼灸では、ツボを刺激することで末梢神経から中枢神経(脳・脊髄)に情報が伝わり、視床下部や自律神経中枢に影響を与えることがわかっています。
この刺激が、交感神経の過剰な働きを抑え、副交感神経を優位に導くことで、体が“リラックスモード”へと切り替わるのです。
また、鍼を刺す際の微細な刺激は、筋肉内の血流を促進し、体温をわずかに上昇させます。
この変化が脳の温度受容体にも働きかけ、「休息のサイン」として副交感神経を刺激するという報告もございます。
つまり、鍼灸刺激は神経・血流・ホルモンの複合的な経路を通じて、自律神経を整えているのです。
ストレス緩和によるホルモンバランスの安定
ストレスがたまると、ホルモンのバランスが崩れ、免疫機能にも影響します。
鍼灸は、心身の緊張をやわらげ、ホルモンバランスを整えることで、免疫機能の安定を助けます。
慢性的なストレスは、脳の視床下部—下垂体—副腎系(HPA軸)を刺激し、コルチゾール(ストレスホルモン)を過剰に分泌させます。
この状態が長く続くと、免疫細胞の働きが抑制され、感染症や体調不良、月経不順などを引き起こしやすくなります。
鍼灸によるツボ刺激は、皮膚や筋肉の感覚神経を介して脳の視床下部や大脳辺縁系(感情を司る中枢)に作用します。
これにより、交感神経の興奮が鎮まり、脳内で「セロトニン」や「エンドルフィン」などの“幸福ホルモン”が分泌されやすくなります。
これらの神経伝達物質は、心を落ち着かせるだけでなく、ストレスで乱れたホルモン分泌(甲状腺、副腎、性ホルモンなど)の調整にも関与します。
また、セロトニンは自律神経のリズムを安定させ、睡眠ホルモンである「メラトニン」の生成を助ける働きもございます。
そのため、鍼灸を受けることで「夜ぐっすり眠れるようになった」「気持ちが穏やかになった」と感じる方が多いのは、神経・ホルモン・免疫の三つのバランスが整った結果といえます。
鍼灸で免疫力を改善したい方へ
免疫力を高めるには、体を“整える習慣”が大切です。
そのためには、つらい症状が出てからではなく、「疲れや冷えを感じた時点でケアを始めること」が理想です。
免疫力の低下は、体の不調として小さなサインから現れます。
たとえば、手足の冷え・肩こり・眠りの浅さ・気分の落ち込みなどは、すでに自律神経や血流のバランスが乱れているサインです。
この段階でケアを行うことで、症状が慢性化する前に回復しやすくなります。
鍼灸は、体の不調を早い段階でキャッチし、自然な状態へ戻すことを得意としています。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【免疫力は鍼灸治療で高めることができる?】についてご紹介させていただきました。
冬の寒さや気温差、日々のストレスは、知らないうちに免疫力を下げてしまいます。
そんな中で、体の内側からバランスを整える鍼灸は、“病気になりにくい体づくり”を支える心強い味方です。
現代人の多くは、冷えやストレス、睡眠不足によって自律神経のバランスを崩しやすくなっています。
この状態が続くと、免疫機能の働きが鈍り、疲れやすく風邪をひきやすい体質へと傾いてしまいます。
鍼灸では、ツボ刺激によって血流を促進し、自律神経やホルモンバランスを整えることで、体全体が自然に回復できる環境を整えます。
薬に頼らず、体が自ら整っていくプロセスを助けるのが、鍼灸ならではの特徴です。
たとえば、季節の変わり目に体調を崩しやすい方や、毎年冬になると風邪をひいてしまう方でも、定期的に鍼灸を受けることで「体が冷えにくくなった」「疲れがたまりにくい」と感じるケースが多く見られます。
これは、一時的な症状の緩和ではなく、体の“免疫の土台”が整った証拠といえます。
鍼灸で体の内側を整えることは、まさに“根本からの免疫ケア”。
季節の変化に左右されず、心も体も軽やかに過ごすために、日々のメンテナンスとして鍼灸を取り入れることをおすすめいたします。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、お気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長