腰痛の重症度を見極める。危険な症状と治療可能な症状の違いを解説
こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績について
こちらのブログでは【腰痛の重症度を見極める。危険な症状と治療可能な症状の違いを解説】についてご紹介しております。
腰痛にも原因は様々ありますが、治療院では改善・解消できない重大な問題を抱えている恐れもございます。
そのためこちらのブログでは接骨院や整骨院・鍼灸院では治療が難しい、レッドフラグとなる腰痛の症状をお伝えさせていただきます。
目次
腰痛が危険かどうか見極めるための方法とは
腰痛は誰しも一度は経験する身近な症状ですが、その中にはすぐに病院での精密検査を要する「危険な腰痛」も含まれます。
これを見極めるために重要なのが「レッドフラグ」という概念です。
レッドフラグは、腰痛が内臓疾患や腫瘍などの重大な問題に関連している可能性を示すサインのことを言います。
これらのサインを知ることで、危険な腰痛と比較的安全な筋肉痛や炎症による腰痛を区別して適切な対処を選ぶことができます。
レッドフラグとは?腰痛の危険信号を見逃さないために
レッドフラグとは、腰痛の中でも内臓疾患や腫瘍などの深刻な原因が隠れている可能性を示す危険信号のことを言います。
通常の腰痛は多くが筋肉や関節の問題によるものであり、適切な休息や治療を行えば回復するケースがほとんどです。
しかし、レッドフラグが示す腰痛は命に関わる重大な疾患が原因となっている場合がございます。そのため、レッドフラグのサインを見逃すと病状を悪化させるリスクがございます。
例えば、突然の腰痛が発症したと同時に発熱や体重減少、または排尿障害などが見られる場合、これは内臓疾患や腫瘍などが原因となっている可能性が考えられます。
このような症状を伴う腰痛はすぐに医師に相談する必要がございます。
レッドフラグは腰痛の原因が単なる筋肉の問題ではなく、重大な健康リスクである可能性を示しておりますので医師のもとで精密検査を受けていただくことをおすすめします。
筋肉痛や炎症と何が違うのか
筋肉痛や炎症による腰痛とレッドフラグが示す腰痛の大きな違いは、その原因と治療の緊急性です。
筋肉や関節の損傷、過度なストレス、姿勢の悪さなどによって引き起こされる腰痛は、基本的に治療が可能ですので休息やストレッチ、適切なケアを行うことで症状が改善することが期待されます。
しかし、内臓疾患や腫瘍などが原因の場合、腰痛はその一つの症状に過ぎず根本的な治療が行われない限り症状は悪化します。
例えば、長時間のデスクワークや運動不足からくる腰痛は、ストレッチや軽い運動で改善することが多いです。
一方で、癌や感染症が原因となる腰痛の場合、いくら筋肉に対するケアを行っても根本の問題が解決されないため、症状がどんどん悪化する可能性がございます。
腰痛の原因を正しく理解して、筋肉痛や炎症による一時的なものか重大な健康問題を示すレッドフラグかを区別することが適切な対応を取るための第一歩となります。
すぐに病院へ行くべきレッドフラグの特徴
腰痛そのものが重大な病気の兆候であることは少ないですが発熱や排尿障害、急激な体重減少などの症状が伴う場合、内臓疾患や腫瘍などが原因の可能性がございます。
これらのサインを見逃すと治療が遅れて、状態が悪化する危険がございます。
下記ではそれぞれ原因別の腰痛の特徴についてご紹介しておりますので病院へご相談行かれる際のご参考になりますと幸いです。
内臓の問題が疑われる腰痛の特徴
内臓の異常が腰痛を引き起こす場合、体内の臓器が炎症を起こしているため、特定の姿勢や動作に関係なく痛みが現れることが多い傾向にございます。
また、腰痛の位置や痛みの感じ方が通常の筋肉痛とは異なり、腎臓感染症や尿路結石の場合だと腰の片側に鈍い痛みを感じることがございます。
また、胆のうや膵臓の問題があると背中の上部に痛みが広がることがございます。
これらの症状は、筋肉の問題とは異なるため動作や姿勢を変えても痛みが和らぐことは少なく、持続的に痛むことが特徴です。
姿勢や動作によって痛みが変わらない腰痛や特定の内臓の問題が疑われる痛みがある場合は、すぐに医師に相談しましょう。
癌や腫瘍が疑われる腰痛の特徴
癌や腫瘍による腰痛は、痛みが徐々に悪化して日常生活に支障をきたすような強い痛みになることが多い傾向にございます。
また、夜間に痛みが強くなる傾向があり、寝ている間に痛みで目が覚めることもございます。
脊椎に癌や腫瘍が発生した場合、初期段階では軽い違和感や痛みだけですが時間とともに症状が悪化して、夜間に強い痛みを感じるようになります。
また、癌が骨に転移した場合は、骨の脆弱化により痛みが増しますので日常の動作にも支障が出ることがございます。
慢性的な腰痛が徐々に悪化して夜間の痛みや体重減少、食欲不振といった症状がある場合は、癌や腫瘍が原因の可能性がございすので早急に病院で検査を受けて原因を特定することが大切です。
一時的な筋肉の問題なら心配無用?自己判断のポイント
一時的な筋肉や関節の問題による腰痛は、通常は数日から数週間で自然に改善しますがその見極めには注意が必要です。
筋肉痛や炎症による腰痛は、体の動きや姿勢によって痛みが変化することが多いため安静にしたり、ストレッチを行ったりすることで痛みが軽減される傾向がございます。
こうした特徴を自己判断の基準にすることで、軽度の腰痛と重大な疾患による腰痛を区別できます。
例えば、長時間のデスクワークや運動不足が原因で腰が痛くなった場合は姿勢を改善したり、適度な休息を取ることで痛みが軽減することがございます。
また、ストレッチやマッサージを行うと痛みが和らぐ場合は筋肉や関節の問題である可能性が高いです。
腰痛が姿勢や動作によって軽減される場合やストレッチで楽になる場合は、重篤な問題ではなく筋肉や関節の問題である可能性が高いのでお悩みの際には接骨院や鍼灸院へのご相談をおすすめしております。
腰痛の重症度に悩んでいる方へのアドバイス
腰痛に悩む方の中には症状が軽いのか重いのか、そしてすぐに医師に診てもらうべきなのか判断に迷うことがあるかと思います。
特に、重大な病気が隠れているかもしれないと心配になる場合はどのタイミングで医師に相談すべきかを知ることが重要です。
ここでは、すぐに病院へ行くべき危険サイン(レッドフラグ)の症状と急を要さない場合の対処法についてご紹介いたします。
この症状があるなら即座に病院へご相談
腰痛とともに特定の症状が現れる場合は速やかに医療機関での診察が必要です。
例えば、次のような症状が腰痛に伴っている場合はレッドフラグの可能性が高いため、すぐに病院へのご相談をおすすめいたします。
- 発熱や寒気:腰痛とともに発熱や寒気が見られる場合、感染症や内臓疾患が関与している可能性がございます。
- 急激な体重減少:特に原因不明の体重減少がある場合、癌や腫瘍が腰痛の背後にあるかもしれません。
- 尿や排便の異常:排尿や排便に異常があり、同時に腰痛を感じる場合は腎臓や膀胱、脊髄の問題が疑われます。
- 下半身のしびれや麻痺:脚や足にしびれ、または麻痺の感覚がある場合は脊髄に問題が起こっている可能性がございます。これは早急な治療が必要です。
上記の症状に該当する場合は、自己判断は避けてできるだけ早く医師の診断を受けることが重要です。
これにより、重大な疾患を早期に発見して適切な治療を開始することができます。
レッドフラグに該当しない場合はぜひ一度当院へご相談くださいませ
レッドフラグに該当しない腰痛の場合は、筋肉や関節部での影響が考えられますので当鍼灸院での施術で腰痛を改善することができます。
腰痛の多くは、腰の深層筋が筋緊張や炎症を起こしている傾向にございます。
深層筋はマッサージや整体による手技療法では施術することが難しい場合がございますが、当鍼灸院で行う鍼灸治療であれば原因となる患部の組織に鍼で直接アプローチすることができます。
→腰痛の治療法について詳しくはこちら
レッドフラグでなければただの腰痛。と思われるかもしれませんが、腰痛が生じていることで仕事への集中力の低下、睡眠不足、子供を甘えさせてあげられないなど様々な影響を及ぼします。
腰痛の原因は様々ですが、私がしっかりと腰痛の改善・解消へと導いていきますのでぜひ一緒に腰痛のお悩み解消を目指しましょう。
ぜひ腰痛をはじめとするお身体のお辛い症状はそのままにせずに一度ご相談くださいませ。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【腰痛の重症度を見極める。危険な症状と治療可能な症状の違いを解説】をご紹介させていただきました。
腰痛は多くの人が経験する症状ですが、その重症度によって対処法は異なります。
レッドフラグを理解していただき、危険な症状が見られる場合はすぐに病院で診断を受けることが重要です。
一方で、軽度な腰痛であれば適切な休息やセルフケアで改善することが可能です。
腰痛が日常的な原因であれば自然に回復することも多いですが、重大な病気が隠れている場合は放置すると深刻な事態に陥るリスクがございます。
特にレッドフラグが見られる場合は、早急に医療機関に相談することで命に関わる危険を未然に防ぐことができます。
一方で、レッドフラグに該当しない腰痛は、まずは休息や自己ケアを優先していただき、それでもお辛い場合は鍼灸院や接骨院へのご相談がおすすめとなります。
レッドフラグの代表例として、腰痛とともに急激な体重減少や発熱、下肢のしびれが現れる場合は、癌や腫瘍、脊髄の問題が疑われます。
こうした場合は、すぐに病院にご相談いただき専門的な診断と治療を受けることが必要です。
しかし、デスクワークや運動不足からくる軽度の腰痛であればストレッチや姿勢改善、温熱療法を取り入れることで症状が緩和することがございます。
腰痛が発生したときは、まずレッドフラグの症状があるかどうかを確認しましょう。
危険な症状が見られる場合はすぐに病院で診察を受けることが最善の対応です。
逆に、レッドフラグがない場合は、焦らずに安静と自己ケアを行い、痛みの経過を見守ることで、安心して回復を目指せます。
腰痛でレッドフラグがご不安な方は自己判断をせずに、すぐに病院や整形外科にて検査を受けていただくと良いかもしれません。
当鍼灸院でも腰痛の症状をご相談いただく時は徒手検査によってレッドフラグの見極めをしますが、腰痛の診断をすることは医師以外の有資格者は行えないため、危険な時は病院へ行くことをおすすめする場合もございます。
もし腰痛の症状やレッドフラグに引っ掛かるのか気になる方やご不明点がございます際にはお気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】へお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長