坐骨神経痛で鍼灸を受ける時の通院目安と注意点

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてこちら
「薬や湿布ではなかなか良くならない」「鍼灸に興味はあるけれど、どのくらい通えばいいのか分からない」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。
鍼灸は、坐骨神経痛の原因となる深部の筋肉のこわばりや血流の滞りに直接アプローチできる点が特徴です。
しかし、効果を十分に感じるためにはいくつかの注意点や通院の目安を知っておくと鍼灸院へ相談に行きやすいかと思います。
こちらのブログでは、坐骨神経痛に鍼灸を受けるときの注意点と通院の目安について分かりやすく解説いたします。
これから鍼灸を検討されている方にとって、不安を解消し、安心して治療を始めるためのヒントになりますと幸いです。

目次
坐骨神経痛に鍼灸治療が選ばれる理由

鍼灸は、坐骨神経痛の原因となる深部の筋肉に直接アプローチできる点が大きな特徴です。
坐骨神経痛は、腰やお尻の奥にある筋肉が硬くなり、神経を圧迫することで起こるケースが多くございます。
湿布やマッサージでは届きにくい深層の筋肉に対して、細い鍼で的確に刺激を与えることができます。その結果、筋肉のこわばりが緩み、神経への圧迫がやわらぎます。
実際に「ストレッチや薬では改善しなかった夜のしびれが、鍼灸を受けてから和らいだ」という声も少なくありません。
鍼が血流を促し、深部まで循環が良くなることで、慢性的な痛みにも効果を発揮します。
このように、深部の筋肉まで届く鍼灸は、坐骨神経痛の根本的な改善を目指す方に選ばれているのです。
坐骨神経痛に対する鍼灸治療の効果について詳しくはこちら
坐骨神経痛に鍼灸を受けるときの注意点
鍼灸は坐骨神経痛の改善に役立つ方法のひとつですが、どなたにも万能に効くわけではなく、受ける際に知っておくべき注意点もございます。
正しい知識を持って臨むことで、安心して治療を受けやすくなります。
ここでは特に大切な3つの注意点を解説いたします。
すぐに効果を感じにくい場合もございます
鍼灸は一度の施術で劇的に改善するものではなく、効果を実感するまでに時間がかかることもございます。
坐骨神経痛は、長年の姿勢のクセや筋肉の緊張が積み重なって起こるケースが多いため、体の状態を整えるには一定の期間が必要です。
鍼灸は筋緊張を改善し、神経の圧迫をやわらげる働きがございますが、体質や症状の重さによって効果の現れ方には個人差がございます。
例えば「初回では大きな変化が分からなかったが、数回通ううちに夜のしびれがやわらいだ」という方も多くいらっしゃいます。
症状が慢性化している場合は、数週間〜数か月の継続で少しずつ改善していくイメージを持っていただくと安心です。
そのため、鍼灸を受ける際には「すぐに治す」というよりも「段階的に体を整えていく」という考え方を持つことが大切です。
強い痺れや排尿障害などは医療機関を優先
強いしびれや排尿障害といった症状がある場合は、鍼灸よりもまず医療機関を受診することが最優先です。
坐骨神経痛の背景には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患が隠れていることがございます。
特に排尿や排便の異常、急激なしびれの悪化、歩行困難などは神経の重大な障害を示している可能性があり、早期に整形外科での診断と治療を受ける必要がございます。
鍼灸は補助的なケアとして有効ですが、緊急性の高い症状には対応できません。
危険なサインが出ているときには、鍼灸よりも医療機関での検査と治療を優先してください。
妊娠中や持病のある方は必ず事前相談を
妊娠中や持病をお持ちの方は、鍼灸を受ける前に必ず事前に相談することが大切です。
妊娠中はホルモンバランスや血流が大きく変化しているため、施術内容によっては体に負担をかけることがございます。
また、心臓病や糖尿病、出血傾向のある病気などをお持ちの場合も、鍼灸刺激による体調への影響を考慮する必要がございます。
事前に体調や既往歴を伝えることで、施術の安全性が高まります。
「妊娠中でも鍼灸で腰痛が楽になった」という方もいますが、施術部位や刺激量を慎重に調整する必要して行う場合がございます。
持病のある方も、主治医の指導を受けながら施術を進めることで安心して取り入れることができますので、自己判断をせずに、必ず事前にご相談いただくことをおすすめします。
坐骨神経痛に鍼灸を受ける際の通院の目安
坐骨神経痛の鍼灸治療は、1回だけで完治するというものではございません。
症状の程度や生活習慣にもよりますが、通院には一定の目安がございます。
ここでは、症状の段階ごとの通院の考え方をご紹介いたします。
鍼灸院に通い始めは、週1〜2回を目安に
鍼灸院に通い始めは、週に1〜2回の通院を目安にするのが望ましいです。
鍼灸院への通い始めの段階では、筋肉のこわばりや神経の圧迫が大きく、体が不安定な状態になっています。
その状態で、治療の間隔を空けすぎると改善のスピードが遅くなり、再び症状が戻ってしまう可能性がございます。
定期的に治療を重ねることで、血流や筋肉の状態を少しずつ整えていくことができます。
症状が落ち着いたら感覚を広げる
症状が軽くなってきたら、通院の間隔を徐々に広げていきます。
症状が落ち着いているのに頻繁に通い続ける必要はございません。
体の状態が安定してきた段階で、2週間に1回、あるいは月に2回程度といった形で間隔を調整することで、体に負担をかけすぎず、無理のないペースで回復を促すことができます。
改善が見えてきたら、通院間隔を無理なく広げることで、安定した回復を目指すことができます。
改善後は月1回程度のメンテナンスで予防
症状が落ち着いた後は、月1回程度のメンテナンス通院がおすすめです。
坐骨神経痛は再発しやすい症状のひとつです。
痛みがなくなっても普段の姿勢や生活習慣によって再び筋肉が硬くなり、神経を圧迫してしまうことがございます。
定期的に鍼灸で体を整えることで、再発を防ぎやすくなります。
「痛みが取れてからも月1回通っていたら、仕事が忙しいときでも再発せずに過ごせている」という声もございます。
改善後は終わりではなく、月1回程度のメンテナンスを取り入れることで、坐骨神経痛を予防しやすくなります。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【坐骨神経痛に鍼灸を受ける時の通院目安と注意点】についてご紹介させていただきました。
坐骨神経痛の改善を目指して鍼灸を受ける際には、注意点を理解し、自分に合った通院ペースを把握することがとても大切です。
鍼灸は、坐骨神経痛の原因となる深部の筋肉や血流、自律神経にアプローチできる有効な方法ですが、効果の現れ方には個人差がございます。
また、強いしびれや排尿障害などの危険なサインがある場合は、鍼灸よりも医療機関での診断を優先すべきです。
さらに、継続して体を整えるためには、初期は週1〜2回、改善が見えてきたら間隔を広げ、安定後は月1回程度のメンテナンスを取り入れる、といった通院の目安を知っておく必要がございます。
適切な判断と適切な通院頻度で治療を受けることで、辛くて眠れない坐骨神経痛や仕事に集中できないほどの痛みが伴う坐骨神経痛でも改善が見込めます。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までご相談くださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人

あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長