坐骨神経痛が再発する原因とは?鍼灸治療による改善効果

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら
坐骨神経痛の痛みが落ち着き、「やっと良くなった」と感じていたのに、しばらくしてから再びお尻や脚に痛みやしびれが出てきた。
このような経験はございませんか。
一度つらい症状を経験すると、「坐骨神経痛って、何度も繰り返すものなの?」「もう治らないのでは…」と、不安に感じてしまう方も少なくありません。
実は、坐骨神経痛は再発しやすい症状のひとつといわれています。
しかし、それは「仕方がない」「我慢するしかない」という意味ではございません。
再発を繰り返してしまう背景には、いくつかの共通した原因があり、その原因に適切にアプローチすることで、再発を防ぐことは十分に可能です。
こちらのブログでは、坐骨神経痛がなぜ再発してしまうのか・痛みが引いても安心できない理由・再発を繰り返す方に鍼灸治療が選ばれる根拠について、できるだけ分かりやすくご説明いたします。
坐骨神経痛を「その場しのぎ」で終わらせず、これから先も安心して過ごすためのヒントとして、ぜひご覧ください。

目次
坐骨神経痛は再発しやすい?

坐骨神経痛は、痛みが一度落ち着いても再発しやすい特徴を持つ症状です。
坐骨神経痛は、神経そのもののトラブルというよりも、神経が圧迫・刺激されやすい体の状態によって引き起こされます。
そのため、痛みが和らいだとしても、神経に負担をかけていた筋肉の緊張や姿勢のクセ、体の使い方が変わっていなければ、同じ条件がそろったタイミングで再び症状が出やすくなります。
「痛みが消えた=原因が解消された」とは限らない点が、再発しやすさにつながっているのです。
坐骨神経痛が再発してしまう原因
坐骨神経痛が再発する原因は、神経そのものに問題があるというよりも、神経に負担をかけ続けている体の状態にございます。
「坐骨神経痛」という名称から神経の病気と捉えられがちですが、実際には多くの場合、神経の周囲にある筋肉や関節、姿勢のバランスが深く関係しております。
特に、お尻や腰まわりの筋肉が硬くなった状態や骨盤の動きが悪くなった状態が続くと、坐骨神経が圧迫・刺激されやすくなります。
このような体の状態が十分に改善されないまま日常生活を送ることで、一度落ち着いた症状が再び現れやすくなります。
たとえば、長時間のデスクワークや運転による座りっぱなしの生活、片側に体重をかける癖や猫背姿勢、運動不足や疲労の蓄積による筋肉の硬さなどは、いずれも坐骨神経に負担をかけやすい条件といえます。
また、痛みが軽減したことでストレッチやケアを中断してしまったり、忙しさから姿勢が崩れやすくなったり、冷えや疲労が重なることで、以前と同じ部位に再び痛みが出るケースも少なくありません。
坐骨神経痛の再発は、神経だけの問題ではなく、筋肉の緊張・姿勢の乱れ・生活習慣といった日々の積み重ねによって引き起こされることが多い症状といえます。
坐骨神経痛の再発は防げるのか?
坐骨神経痛の再発は、「体質だから」「年齢のせいだから」と諦める必要はございません。
坐骨神経痛は、一度症状が落ち着いても、神経に負担をかけている原因が体に残っていると再発しやすい症状です。
しかし裏を返せば、その原因に適切にアプローチすることで、再発のリスクを下げることは十分に可能でございます。
痛みが出ている間は意識的に体を労わっていても、症状が軽くなると元の生活習慣や姿勢に戻ってしまう方は少なくありません。
その結果、筋肉の緊張や血流低下、関節の動きの悪さが再び積み重なり、同じような痛みが起こってしまうのです。
坐骨神経痛の再発は仕方がないものではなく、体の状態を見直すことで予防が可能な症状でございます。
痛み止めや一時的な対処だけでは再発しやすい理由
痛み止めの薬や一時的な対処だけでは、坐骨神経痛は再発しやすくなります。
薬や湿布、安静といった対処は、今出ている痛みを抑えるには有効ですが、神経に負担をかけている原因そのものを取り除くものではございません。
そのため、日常生活に戻った際、同じ負担が体にかかると、再び症状が現れやすくなります。
「痛みがなくなった=治った」と判断してしまうことが、再発を繰り返す大きな要因となります。
・薬を飲んでいる間は楽だが、やめると痛みが戻る
・休んで改善したが、動き始めると再発する
・その場しのぎの対処を繰り返している
これらは、根本原因が体に残っている可能性を示しています。
一時的な対処だけでは、坐骨神経痛の再発を防ぐことは難しいといえます。
坐骨神経痛の再発予防には鍼灸がおすすめ

当鍼灸院では、坐骨神経痛の改善・再発予防には鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療をおすすめしております。
鍼灸治療は、表面的な痛みだけでなく、深部の筋肉・血流・神経の働きに同時にアプローチできるため、再発の原因となる体の状態そのものを整えることが可能です。
特に、慢性的に硬くなった筋肉や、血流が滞りやすい部位、神経が過敏になっている状態に対して、やさしく働きかける点が特徴です。
【深部筋の緊張を緩める】【血流を促進し、回復力を高める】【神経の興奮を落ち着かせる】これらを同時に整えることで、再発しにくい体づくりを目指します。
鍼灸が神経・筋肉・血流に同時に働きかける仕組み
鍼灸は、神経・筋肉・血流に同時に作用することで、坐骨神経痛の再発を防ぎやすくします。
鍼刺激により筋肉の緊張が緩むと、坐骨神経の通り道にかかっていた圧迫が軽減されます。
特に、坐骨神経痛ではお尻や太もも、腰まわりの深部筋が硬くなりやすく、これらが神経を慢性的に刺激しているケースが多く見られます。
鍼灸は、マッサージでは届きにくい深部の緊張に直接アプローチできるため、神経への物理的な負担を和らげることが可能です。
さらに、鍼刺激によって血流が促進されることで、筋肉や神経に十分な酸素と栄養が行き渡りやすくなります。
血流が改善すると、疲労物質や炎症を引き起こす物質が排出されやすくなり、神経が過敏に反応しにくい環境が整います。
加えて、自律神経のバランスが整うことで、体が「緊張し続ける状態」から抜け出しやすくなり、痛みを感じやすい状態そのものが緩和されていきます。
このように、神経への圧迫を減らす・血流を改善し回復力を高める・神経の過敏さを落ち着かせる、これらを同時に整えることで、体の内側からバランスが取れ、坐骨神経痛が再発しにくい状態を維持しやすくなります。
まとめ
ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今回こちらのブログでは【坐骨神経痛が再発する原因とは?鍼灸治療による改善効果】についてご紹介させていただきました。
坐骨神経痛は、痛みが一時的に落ち着いたとしても、その原因が体の中に残っている場合、再発しやすい症状でございます。
多くの坐骨神経痛は、神経そのものの異常ではなく、神経に負担をかけている筋肉の緊張や関節の動きの悪さ、姿勢や生活習慣といった要因が重なって起こります。
そのため、痛みが軽減した段階でケアを中断してしまうと、体の状態は以前と大きく変わらないままとなり、同じ負担が再び神経にかかり、再発につながってしまいます。
実際に、「痛みが治まった後に以前と同じ生活を続けて再発した」「忙しさや疲労が重なったタイミングで再び痛みが出た」「冷えや長時間の座位で同じ場所が痛む」といったケースは少なくなく、これらは原因が体の中に残っているサインといえます。
坐骨神経痛は「痛みが消えた=完治」ではなく、原因まで整えることが再発防止には欠かせません。
このような再発を繰り返す坐骨神経痛に対して、鍼灸治療は有効な選択肢の一つでございます。
鍼灸治療は、坐骨神経痛の背景にある筋肉の深部緊張、血流の滞り、神経の過敏さといった要素に同時にアプローチできる点が特徴です。
表面的な痛みの緩和にとどまらず、神経に負担をかけにくい体の状態を整えることで、再発しにくい土台づくりを目指すことが可能となります。
お尻や腰まわりの深部筋が緩み、神経への圧迫が軽減されることで、血流が改善し、疲労や冷えによる悪化が起こりにくくなり、神経の過敏さも落ち着いていきます。
その結果、「症状が安定してきた」「以前より再発しにくくなった」と感じられる方もいらっしゃいます。
坐骨神経痛は、早めに根本から整えることで再発を防ぎやすい症状でございます。
不安を感じた際は、無理をせず、ご自身の体の状態に合ったケアを検討されることをおすすめいたします。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、どうぞお気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長