肩こりにもつながる花粉症の対策方法

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら
春が近づくにつれて、くしゃみや鼻水、目のかゆみといった花粉症の症状に悩まされる方が増えてまいります。
しかし実は、花粉症の季節になると「肩こりがひどくなる」と感じている方も少なくございません。
花粉症と肩こりは一見関係がないように思われがちですが、体の仕組みから考えると深く結びついている症状でございます。
「花粉症の時期だけ肩や首が重だるい」「薬を飲んでいるのに体がすっきりしない」と感じている場合、その不調は単なる肩こりではなく、花粉症による体の変化が影響している可能性がございます。
花粉症は鼻や目の症状だけではなく、呼吸や睡眠、自律神経のバランスにも影響を与え、結果として肩こりを引き起こしてしまうことがあるのです。
こちらのブログでは、花粉症でかゆみや鼻水が起こる理由、肩こりと花粉症を同時に整えるための対策について、ご紹介させていただきます。
花粉症と肩こりの両方に悩んでいる方が、少しでも快適に春を過ごすためのヒントとなれば幸いでございます。

目次
花粉症による肩こりの改善方法

花粉症の時期になると、鼻や目の症状だけでなく「なぜか肩こりがひどくなる」と感じる方が少なくございません。
このような場合、肩こりだけ、あるいは花粉症だけを個別に対処しても、思うような改善につながらないことがございます。
肩こりと花粉症は、実は体の中で同じ仕組みによって影響し合っているため、同時に対策することが重要でございます。
ここでは、その理由と改善方法について解説してまいります。
花粉症が原因の肩こりは対策できる症状です
花粉症だから肩こりは仕方ない」とあきらめてしまう方もいらっしゃいますが、花粉症による肩こりは十分に対策可能な症状でございます。
花粉症になると、鼻づまりやくしゃみによって呼吸が浅くなりやすくなります。すると、無意識のうちに首や肩の筋肉を使って呼吸を補うようになり、筋肉が緊張し続けてしまいます。
さらに、アレルギー反応によって体内では炎症物質が分泌され、自律神経も乱れやすくなります。
自律神経が乱れると血流が低下し、筋肉に疲労物質が溜まりやすくなり、肩こりが慢性化してしまうのです。
例えば、普段はそこまで肩こりを感じない方でも、春先になると急に首や肩が重くなるということがございます。
これは筋肉そのものの問題というより、花粉症による呼吸・睡眠・自律神経の乱れが影響している可能性が高いのです。
花粉症が関係していると理解できれば、肩こりも「体全体のバランスを整える」という視点で改善を目指すことができます。
症状を切り分けるのではなく、つながりを意識することが大切でございます。
肩こりと花粉症は鍼灸で同時に対策できます
肩こりと花粉症は、体のバランスの乱れから生じる症状です。そのため、局所だけでなく全身を調整できる鍼灸は非常に相性が良い方法でございます。
鍼刺激は、血流改善だけでなく、自律神経のバランス調整に作用することが知られています。
交感神経と副交感神経のバランスが整うことで、アレルギー反応の過剰な興奮が抑えられ、鼻水やかゆみの軽減が期待できます。
同時に、首肩周囲の筋緊張が緩和されるため、肩こりの改善にもつながります。
花粉症の薬は症状を抑える効果がございますが、眠気や集中力低下といった副作用が出ることもございます。
一方で鍼灸は、体の調整機能そのものを高めるアプローチであるため、体質の安定を目指すことが可能でございます。
肩だけ、鼻だけではなく、体の内側から整えることが、肩こりと花粉症を同時に対策する近道でございます。
花粉症と肩こりの根本改善には体質からの対策が必要です
毎年同じ時期に花粉症と肩こりに悩まされる方は、体の反応そのものを見直す必要がございます。
花粉症は「花粉が悪い」のではなく、「体が過剰に反応している」状態です。
免疫バランスが崩れていると、少しの刺激でも強く反応してしまいます。
また、自律神経が乱れやすい体質の場合、筋肉の緊張が慢性化しやすく、肩こりも繰り返されます。
春や秋など、気温差が激しい時期に体調を崩しやすい方は、自律神経が不安定になりやすい傾向がございます。
このような体質では、花粉症と肩こりが同時に悪化することが多いのです。
花粉症で鼻水やかゆみが起こる理由|花粉症 仕組み

花粉症の症状は「花粉が悪い」わけではなく、体の免疫が過剰に反応してしまうことで起こります。
本来、花粉は体に害を与える物質ではございません。
しかし免疫機能が敏感な状態では、花粉をウイルスや細菌と同じ“異物”として認識してしまいます。すると体は防御反応を起こし、鼻水やかゆみなどの症状が現れます。
鼻水は花粉を体外へ排出するため、くしゃみは異物を吹き飛ばすため、目のかゆみは異物を洗い流すために起こります。つまり、すべては体を守るための反応でございます。
必要以上に強い免疫反応が起こることで、日常生活に支障をきたす症状へと発展してしまうのです。
免疫反応とヒスタミンが花粉症症状を引き起こします。
花粉症の症状を直接引き起こしているのは、体内で放出される「ヒスタミン」でございます。
花粉が体内に入ると、免疫細胞がヒスタミンを放出します。
ヒスタミンは血管を拡張し、神経を刺激し、炎症反応を引き起こします。これにより、鼻水・くしゃみ・目のかゆみが生じます。
ヒスタミンは神経を刺激するため、くしゃみ反射が起こり続けます。また血管が広がることで粘膜が腫れ、鼻水が止まらなくなるのです。
この反応は鼻や目だけではなく、自律神経や筋肉の緊張にも影響を及ぼします。ここが肩こりとの重要な接点でございます。
花粉症が肩こりを悪化させる3つの身体反応
花粉症による肩こりは、単一の原因ではなく複数の身体反応が重なって起こります。
花粉症の影響は日中だけではなく、睡眠や神経バランスにも及びます。その結果、肩こりが慢性化しやすくなります。
春は気温変化も大きく、自律神経が乱れやすい季節です。そこへ花粉症が重なることで不調が一気に増えてしまいます。
ここからは具体的な身体反応を詳しく解説してまいります。
口呼吸による首肩の緊張
鼻づまりによって口呼吸が増えると、首や肩の筋肉に想像以上の負担がかかります。
花粉症の時期に肩こりが悪化する大きな要因のひとつでございます。
本来の理想的な呼吸は、横隔膜が中心となる「鼻呼吸」でございます。
しかし鼻が詰まると横隔膜が十分に使えず、代わりに胸や肩周囲の筋肉が呼吸を補助するようになります。
このとき主に働くのが、僧帽筋・胸鎖乳突筋・斜角筋などの「呼吸補助筋」です。
これらの筋肉は本来、呼吸をメインの役割としているわけではないため、長時間使い続けることで強い疲労が蓄積してしまいます。
花粉症による鼻づまりは単なる不快症状ではなく、呼吸の質を変え、首肩の筋緊張を長時間持続させる要因となります。
呼吸の変化が肩こりを生むことを理解することが重要でございます。
睡眠の質の低下による筋疲労
花粉症の時期に「しっかり寝たはずなのに疲れが取れない」と感じる方は非常に多くいらっしゃいます。
これは睡眠の“量”ではなく“質”が低下しているためでございます。
鼻づまりやくしゃみは、夜間の深い睡眠(ノンレム睡眠)を妨げます。
深い睡眠中には、成長ホルモンの分泌が活発になり、筋肉の修復や疲労回復が行われます。しかし眠りが浅い状態が続くと、この回復プロセスが十分に働きません。
花粉症の時期に朝起きた瞬間から肩が重い場合、睡眠中に筋肉が回復できていない可能性が高いです。
日中の疲労が回復しないまま翌日へ持ち越されることで、慢性的な肩こりへと発展してしまいます。
睡眠の質の低下は、肩こりを“治らない状態”へと変化させてしまいます。花粉症対策は、睡眠環境を整える意味でも重要でございます。
自律神経の乱れによる血流低下
花粉症の時期に体が冷える、だるい、疲れが取れないと感じる場合、自律神経の乱れが関係している可能性がございます。
アレルギー反応は体にとって「緊急事態」として認識されます。そのため体は交感神経を優位にし、常に警戒状態を保とうとします。
交感神経が優位な状態が続くと、血管が収縮し血流が低下します。
血流が低下すると筋肉へ酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物の排出も滞ります。これが筋肉の硬さや痛みにつながります。
花粉症は鼻や目だけでなく、自律神経を通して全身に影響を及ぼします。肩こり改善には神経バランスの調整が欠かせません。
薬を飲み続けるのは注意が必要
花粉症薬を長期間使用する際に知っておきたいのが、副作用による生活の質への影響でございます。
ヒスタミンはアレルギー反応だけでなく、脳の覚醒や集中力にも関与しています。
そのためヒスタミンの働きを抑えることで、眠気・だるさ・集中力低下が起こることがございます。
「仕事中にぼーっとする」「集中力が続かない」「疲れやすい」と感じる方は少なくございません。
花粉症の時期に仕事や勉強の効率が落ちるのは、この影響が関係している可能性がございます。
薬はつらい症状を軽減する大切な手段ですが、根本的な改善には別の視点が必要でございます。
花粉症は「花粉に対して体が過剰に反応する状態」です。
薬を否定するものではございませんが、「症状を抑える」だけでなく「体の反応を整える」という視点を持つことが大切でございます。
肩こりと花粉症に悩む方が今すぐできる対策
ここまでで、花粉症と肩こりが深く関係していることをご理解いただけたかと思います。
ここからは、日常生活の中で今日から実践できる対策と、より根本的な改善方法についてご紹介いたします。
日常生活でできる花粉症と肩こり対策
花粉症と肩こりは、日々の生活習慣の影響を大きく受ける症状でございます。特別な治療を始める前に、まずは日常の過ごし方を整えることが重要です。
呼吸の質、体温、睡眠、自律神経の安定は、すべて日常生活の影響を受けます。生活習慣を整えることで、体が本来持つ回復力が働きやすくなります。
同じ花粉量でも、生活習慣が整っている方は症状が軽く、乱れている方は重くなる傾向がございます。
魚際・合谷・曲沢のツボが花粉症に有効です
花粉症対策として特におすすめなのが「魚際・合谷・曲沢」でございます。
・魚際:呼吸器の働きを整える
・合谷:免疫・自律神経の調整
・曲沢:血流改善・炎症緩和
これらを組み合わせることで相乗効果が期待できます。
1か所につき5〜10秒ゆっくり押し、これを数回繰り返します。強く押しすぎず、心地よい強さが目安でございます。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【肩こりにもつながる花粉症の対策方法】についてご紹介しております。
ここまでご紹介してきたように、肩こりと花粉症は別々の症状のようでありながら、実際には呼吸・睡眠・自律神経・免疫といった体の仕組みを通して深くつながっています。
そのため、どちらか一方だけを対策しても十分な改善が得られにくいことが多くございます。
花粉症は免疫の過剰反応、肩こりは筋肉の緊張と血流低下が関係しています。そしてこれらの背景には、自律神経の乱れや生活習慣の影響がございます。
つまり、体全体のバランスが崩れることで、花粉症と肩こりが同時に現れている状態といえます。
肩だけをほぐしても花粉症は改善しませんし、薬だけで鼻症状を抑えても肩こりは残ることが多いです。
生活習慣・セルフケア・ツボ刺激・鍼灸治療などを組み合わせ、体の内側から整えることが重要でございます。
症状を抑えるだけではなく、「なぜ起こるのか」という視点を持つことで改善の方向性が大きく変わります。
生活習慣の見直しやセルフケア、そして鍼灸による体質改善を継続することで、花粉症の季節が以前より楽になる方も多くいらっしゃいます。
日常生活の見直しやツボ刺激など、今日から取り入れられる対策は数多くございます。
つらい花粉症と肩こりに悩まされない毎日を目指し、できることから少しずつ取り組んでいただければ幸いでございます。
その他に気になる点やご不明点がございます際には【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長