気圧と肩こりはなぜ関係するのか?対処法とストレッチをご紹介

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績について
こちらのブログでは【気圧と肩こりはなぜ関係するのか?対処法とストレッチをご紹介】しております。
「今日は肩が重たいな…」そんなふうに感じる日が、雨や曇りの日に多いと感じたことはございませんか?
実は、肩こりの症状は気圧の変化と密接な関係がございます。
こちらのブログでは、原因と対処法についてご紹介しておりますので、ぜひ少しでもお体の不調が改善されるヒントになりますと幸いです。
当鍼灸院では、気圧の変化によって起こる肩こりへの施術に力を入れております。所沢・小手指周辺で気圧による肩こりでお悩みの際には、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

目次
気圧の変化はなぜ肩こりと関係するのか

気圧の変化は自律神経の働きに影響を与えるため、肩こりが起こりやすくなることがございます。
人間の体は、気圧の変化を耳の奥にある「内耳」がセンサーとなって感知をしております。
内耳のセンサーでキャッチした気圧の変化の情報は脳へと伝えられ、その情報に合わせて自律神経がバランスを取り、体の正常な働きを保っております。
しかし、急激な気圧の変化が起こると、自律神経の働きが追いつかずバランスが乱れてしまい、交感神経が優位に働きやすくなります。
交感神経が優位に働くと筋肉のこわばりや血流の悪化を招くため、結果として肩こりを感じやすくさせてしまいます。
自律神経の乱れが肩こりを引き起こす理由
自律神経が乱れることで、肩こりを引き起こす主な理由は【交感神経が優位になり筋緊張が起こる】【血流の悪化で筋肉に酸素や栄養が届きにくくなる】【呼吸が浅くなり、首や肩の筋肉に余計な力が入る】【睡眠の質が下がり、回復力が低下する】の4つがございます。
交感神経が優位になり筋緊張が起こる
自律神経には【交感神経(緊張・活動モード)】と【副交感神経(リラックス・回復モード)】があり、健康な状態ではこれらがバランスを取っています。
しかし、気圧の変化によって自律神経が乱れると交感神経が優位に働いてしまいます。
交感神経が優位になると、体は「緊張・活動モード」に入り、筋肉が無意識に緊張して硬くなる傾向になります。
特に首や肩まわりはストレスに敏感な部位で、交感神経の影響を受けやすいため、筋肉がこわばり肩こりを感じやすくなります。
血流の悪化で筋肉に酸素や栄養が届きにくくなる
交感神経が優位になると、血管が収縮して末梢(手足などの末端部)への血流が減少してしまいます。
これにより、筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、筋肉の疲労物質(乳酸や老廃物)も排出されづらい状態になります。
このような酸欠状態や老廃物の蓄積は筋肉をさらに硬直させ、こり感や痛みとして現れます。
呼吸が浅くなり、首や肩の筋肉に余計な力が入る
自律神経の乱れやストレスにより交感神経が優位になると、呼吸が浅く・速くなります。
その結果、本来は横隔膜(お腹の筋肉)で行うべき呼吸を、首や肩の筋肉を使って行う「胸式呼吸」が中心になってしまいます。
胸式呼吸となると、無意識に首や肩の筋肉が働き続けて疲労しやすくなり、肩こりが悪化してしまいます。
睡眠の質が下がり、回復力が低下する
自律神経が乱れて副交感神経の働きが弱まると眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなることがございます。
睡眠は筋肉や神経を修復する大切な時間ですが、それが十分に取れないと肩こりの原因となる筋疲労の回復がしにくくなります。
そして、睡眠不足によってさらに自律神経が乱れるとどんどん悪循環に陥ってしまうこともございます。
気圧の変化によって起こるその他の症状
気圧の変化による不調は、肩こりだけではございません。
実は下記のような症状も気圧の変化が関係している可能性がございます。
・頭痛や片頭痛
・眠気や倦怠感
・めまい、耳鳴り
・気分の落ち込み
・関節や古傷の痛み
これらは、気象病や気圧不調とも呼ばれており、最近ではテレビや雑誌でも取り上げられることが増えております。
このような症状が見られた際には、気圧の変化をチェックしてみると良いかもしれません。
気圧の変化を見る方法とは

気圧の変化を見るには、スマートフォンの気象アプリや天気予報サイトをチェックするのがおすすめです。
例えば、「頭痛ーる:気圧予報で体調管理」や「天気痛予報®️」といったサイトでは気圧による健康予防を発信してくれていますのでぜひチェックしてみてください。
気圧の変化による肩こりの対処法
気圧の変化による肩こりは、耳・首・肩周りのストレッチを行うことで和らげる効果が期待できます。
ここでは、毎日の生活に取り入れやすいストレッチと、天候に左右されにくい体をつくる習慣についてご紹介させていただきます。
耳ほぐし

この耳ほぐしでは、気圧の変化をキャッチする内耳の血流を整えることで、自律神経の働きを整えていきます。
最初に、上記の画像の左側にある通り、両耳を摘み上・外側・下と順番に引っ張っていきます。
1方向につき、3〜5秒ほど伸ばしていきましょう。
次に、両耳を摘んだまま前回しで1周、後ろ回しで1周と耳を回していきます。
ゆっくりで良いので大きく耳を回すことを意識して行ってみてください。
朝・昼・晩と定期的に耳をほぐすことを意識して行いましょう。
首肩のストレッチ

首肩のストレッチは上記の画像でご説明させていただきます。
まずは、右手を頭の左側に置きます。そのまま、頭を右側に倒すように手で押し、左手を下にさげていきます。
次に、頭を右下方向に押していきます。左手は、伸ばしたまま少し後ろに引いていきます。
首の左側から肩先まで伸びているのを感じていればストレッチがしっかり効いております。
反対も同様に行ってみてください。
辛いときはぜひ当鍼灸院へご相談くださいませ
どうしてもつらい肩こりが続く場合は、専門的なケアとして鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療をおすすめしております。
鍼灸治療には、筋肉の深部にアプローチすることで血流を改善することや自律神経のバランスを整える効果がございます。
気圧変化に敏感な方は、自律神経の乱れや内臓の冷えが根本原因にあることも多く、表面だけでなく内側から整えるケアが必要になります。
当鍼灸院では、首肩のこりに特化した鍼灸治療に加え、気象痛や気圧による自律神経の乱れを意識した施術も行っております。
ストレッチでの改善が見られない場合は、我慢をせずにぜひご相談いただければと思います。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【気圧と肩こりはなぜ関係するのか?対処法とストレッチをご紹介】しております。
今日は肩が重たいな・辛いなと感じる日が、雨や曇りの日に多いなと感じることはございませんか?
それは気圧の変化によって自律神経が見出されてしまうことで起こる肩こりが原因かもしれません。
人間は気圧の変化を感じた際に、自律神経を無意識に調整することで体が不調をきたさないようにコントロールをしております。
しかし、梅雨の時期や季節の変わり目は気圧の変化が激しくなるため、自律神経のバランスが崩れやすくなります。
自律神経のバランスが崩れると、筋緊張を起こす・血流の悪化・呼吸が浅くなる・睡眠の質が低下といったさまざまな不調を引き起こします。
その結果、体の回復機能が正常に働かずに日中の疲れや姿勢の乱れから肩こりを悪化させてしまい、辛い症状が強く起こります。
気圧の変化で肩こりが辛くなる方は、ぜひブログ内でご紹介している【耳ほぐし】【首肩のストレッチ】を試してみてください。
首・肩・耳周りの血流を整えることで、自律神経が整い辛い肩こりが落ち着く可能性がございます。
それでも、つらい肩こりが改善しない場合にはぜひ当鍼灸院で行う鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療をお試しください。
鍼灸治療には、肩の凝りを除去するだけでなく、自律神経を整える効果もございます。
ストレッチで肩こりが改善しない場合には、ぜひ一度ご相談くださいませ。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院までお問い合わせください。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人

あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長