冬の寒さで起こる頭痛・めまいの原因とは?

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてこちら
冬の冷たい空気に触れると、肩や首がぎゅっと縮こまり、気づけば頭が重くなったり、ふらっとめまいがしたりりと、理由が分からず不安を抱えていらっしゃる方は多くいらっしゃいます。
特に12月から2月にかけては、気温の低下とともに血流が滞りやすく、さらに寒暖差によるストレスで自律神経が乱れやすくなる時期です。
その結果、頭痛やめまいが現れやすくなり、日常生活のパフォーマンスにも影響が出てしまいます。
こちらのブログでは、冬に頭痛やめまいが起こりやすくなる原因を解説し、今日から実践できるセルフケア方法、そして鍼灸でのサポートについてご紹介いたします。
所沢市・小手指地域周辺で冬の不調にお悩みの方は、ぜひ一度所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院までご相談くださいませ。

目次
冬の寒さと頭痛・めまいが起こりやすい理由

冬になると「頭がズキズキする」「急にふらっとする」といった症状が増えるのは、決して気のせいではございません。
寒さや気温差は、血管や自律神経に負担を与えやすく、頭痛やめまいが起こりやすい体内環境をつくります。
ここでは、そのメカニズムを順番にわかりやすくご説明いたします。
頭痛が起こりやすくなる理由
寒さによって血管が収縮し、脳や頭まわりの血流が低下することで、頭痛が起こりやすくなります。
人の身体は、冷えると熱を逃さないように血管をぎゅっと縮めます。
特に首や頭まわりの血管が収縮すると、脳に送られる血液が不足しやすくなり、痛みの原因となる物質が溜まりやすい状態になります。
さらに、血管が縮んだり緩んだりを繰り返すことで、血管性の頭痛が引き起こされやすくなります。
例えば、外に出た瞬間に頭がキーンと痛くなったり、暖かい室内から急に寒い外気に触れた際にズキっとした経験はございませんか?
これはまさに血管が温度変化に反応し、急激な収縮を起こしているサインです。
つまり、冬の冷たい空気は、血管の収縮を通じて頭痛を誘発する大きな要因となります。そのため、首元を温めることや、冷たい風を直接当てない工夫が、予防に役立ちます。
めまいが起こりやすくなる理由
冬は自律神経のバランスが乱れやすく、特に交感神経が過剰に働くことで、めまいを引き起こすことがございます。
気温の低下や急激な寒暖差は、身体にとって大きなストレスです。
そのストレスに対応しようと、自律神経のうち「交感神経」が優位に働きます。交感神経が働きすぎると血管が収縮し、脳への血流が不安定になり、めまいやふらつきが生じやすくなります。
暖かい室内から外に出たとき、または朝布団から出た瞬間に、急に目の前がふわっとしたり、頭がぼーっとした経験はございませんか?
これは寒さにより自律神経が急激に切り替わり、血圧や血流が瞬間的に変化することが原因です。
冬は自律神経が乱れやすい季節です。日頃からゆっくりとした呼吸を意識することや、寒暖差をなるべく緩やかにする工夫が、めまい予防に役立ちます。
冬の寒さによる頭痛・めまいをやわらげるセルフケア

冬の頭痛やめまいは、「血流」「呼吸」「生活リズム」を整えることで、やわらげることが期待できます。
特別な道具は必要なく、日常の中でできる小さな習慣で十分です。寒さに負けない、やさしく巡る身体づくりを意識してみましょう。
冬の寒さ対策|首・肩・耳まわりを温めて血流を促す方法
冬の頭痛やめまいが気になるときは、首・肩・耳まわりを温めることで、血流が改善され、不調が落ち着きやすくなります。
頭や顔へ向かう血管や神経は、首や耳の後ろを通っています。この部分が冷えると血流が低下し、頭が重く感じやすくなります。
温めて巡りを良くすることで、筋肉のこわばりがほぐれ、神経の負担も軽減されます。
・ホットタオルを首元にあてて、じんわり温める
・外出時はマフラーやネックウォーマーで風を遮る
・耳の付け根や耳裏をやさしく揉み、温めるように刺激する
「首から上が寒い」と感じたときや、外出後に体が冷えたときに行っていただくと効果的です。
血流を守るためには、首や耳周りを冷やさない工夫が重要です。寒い日は一枚多めに巻く、帰宅後に温める習慣が、冬の不調予防につながります。
冬に起こりやすい浅い呼吸を整える深呼吸ケア
冬は寒さから無意識に呼吸が浅くなりがちです。ゆっくり鼻から吸って吐く呼吸法は、自律神経を整え、頭痛やめまいの緩和に役立ちます。
浅い呼吸は交感神経を刺激し、緊張や血管収縮を強めることがございます。
反対に、深くゆったりした呼吸は、副交感神経を優位にし、心身のリラックスを引き出してくれます。
1、背すじを軽く伸ばし、肩の力を抜く
2、鼻から4秒かけて息を吸う
3、口または鼻から6〜8秒かけてゆっくり吐く
4、これを3〜5回繰り返す
特に、外から帰ってきたときや就寝前に取り入れると呼吸が楽になり、頭の重さも軽く感じられます。
水分補給と軽いストレッチ
冬でもこまめな水分補給と軽いストレッチを取り入れることで、全身の巡りが良くなり、頭痛・めまいの予防につながります。
冬は夏に比べのどの乾きに気づきにくく、水分不足になりがちです。水分が不足すると血液がドロッとしやすく、巡りが悪くなります。
また、長時間の同じ姿勢は血流を滞らせ、筋肉の緊張を招きやすくなります。
・白湯や常温の飲み物をこまめにとる
・1時間に一度、首回しや肩回しを行う
・ふくらはぎや足首をやさしく動かす
・入浴時は湯船で体を温めた後、軽くストレッチ
こうした積み重ねが、冬のお身体をゆるめ、巡りのよい状態へ導きます。
水分補給と軽い体の動きは、シンプルながら大変効果的なケアです。無理なく続けられる習慣から始め、冷えやこわばりをため込まない身体づくりを意識しましょう。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【冬の寒さで起こる頭痛・めまいの原因とは?】についてご紹介させていただきました。
冬の頭痛やめまいを和らげるには、冷えによる血流低下や自律神経の乱れを理解し、温めるケアや深い呼吸、必要に応じて鍼灸で深部の緊張をほぐすことが効果的です。
寒さで体がこわばると、血管が収縮して巡りが悪くなり、頭の痛みやふらつきが生じやすくなります。
また、急激な気温差によって自律神経が揺さぶられやすく、交感神経が優位となり、めまいの原因となることもございます。こうした反応は自然な生体反応ですが、対策を取ることで負担を減らすことができます。
例えば、【首や耳まわりを温めて血流を促す】【ゆっくりと鼻から吸って長く吐く呼吸法を取り入れる】【巡りを整え自律神経にやさしく働きかける鍼灸を取り入れる】
これらは、冬の不調を緩和し、心身を落ち着かせるサポートとなります。特に鍼灸は、深い筋緊張をほぐし、交感神経の過剰な興奮を鎮める手助けとなり、根本的なケアにつながります。
冬場の不調は、正しい知識と小さな習慣、そして必要に応じた専門的なケアで、やさしくコントロールすることができます。
頭痛やめまいを我慢せず、体が緊張しすぎる前に、早めにケアを始めてみてください。
その他に気になる点やご不明点がございます際には【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長