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長時間の姿勢で痛みが出る理由。原因と鍼灸治療の改善方法

長時間の姿勢で痛みがでる理由。原因と鍼灸治療の改善方法

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら

長時間のデスクワークや運転、立ち仕事が続いたあとに、「同じ姿勢をしていただけなのに、腰や肩がつらくなる」「動き出すと痛みや重だるさを感じる」と感じたことはございませんか。

実は、こうした不調は特別なことではなく、多くの方が日常的に経験しています。

それでも「なぜ同じ姿勢でいるだけで痛みが出るのか」「どうして休めば楽になるのか」が分からず、不安に思われる方も少ないかと思います。

こちらのブログでは、なぜ長時間同じ姿勢でいると痛みが出やすくなるのか・体の中で何が起きているのか・どのように改善を目指していけばよいのか。を、できるだけ分かりやすくご説明いたします。

長時間の姿勢による不調でお悩みの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

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長時間の姿勢が体に与える負担とは

長時間同じ姿勢が続くと、筋肉・関節・神経に持続的な負担がかかり、痛みが出やすい状態になります。

人の体は、本来「動くこと」を前提に設計されています。

姿勢を支える筋肉は、適度に収縮と弛緩を繰り返すことで血流を保ち、疲労を回復させています。

しかし、同じ姿勢を長時間続けると筋肉が動かなくなり、血流が低下します。

その結果、筋肉内に疲労物質が溜まりやすくなり、痛みや重だるさとして自覚されるようになります。

さらに、関節も一定の角度で固定され続けることで動きが制限され、周囲の組織に余計な緊張が生じます。

この状態が積み重なると「姿勢を変えた瞬間に痛む」「動き出しがつらい」といった症状が現れやすくなるのです。

デスクワーク・運転・立ち仕事で起こりやすい痛みの特徴

仕事内容によって姿勢の特徴は異なりますが、いずれも「同じ姿勢を保ち続けること」が痛みの共通原因となります。

デスクワーク・運転・立ち仕事は、それぞれ特定の筋肉や関節に負担が集中しやすい作業です。

動きが少ない状態で負担がかかり続けると、筋肉の緊張が慢性化し、関節の動きも悪くなっていきます。

デスクワーク

骨盤が後ろに倒れやすく、腰や背中に負担が集中しやすい
首が前に出ることで、首・肩のこりや頭痛が起こりやすい

運転業務

座ったまま足を使うため、腰・股関節・お尻の筋肉が硬くなりやすい
同じ視線・同じ姿勢が続き、首や背中の緊張が強くなる

立ち仕事

重心が偏りやすく、腰・膝・足首に負担が蓄積しやすい
足の疲れから姿勢が崩れ、腰痛につながることもある

これらの痛みは、使いすぎというより「動かなさすぎ」によって引き起こされるケースが多く見られます。

仕事の種類に関わらず、長時間同じ姿勢が続く環境では、体に負担が蓄積しやすく、痛みが起こりやすくなります。

なぜ「同じ姿勢」が痛みの原因になるのか

同じ姿勢が痛みを生じさせる主な原因は【筋肉が動かないことで血流が低下する】【姿勢を支え続けることで筋肉が過緊張になる】【関節や神経への負担が蓄積する】の3つが考えられます。

筋肉が動かないことで血流が低下する

同じ姿勢が長時間続くと、筋肉がほとんど動かなくなり、体の中の血流が低下しやすくなります。

筋肉には、動くことで血液を循環させる“ポンプ”のような役割がございますが、姿勢を固定したままだと収縮と弛緩が起こらず、血液の流れが滞ってしまいます。

血流が悪くなると、筋肉に必要な酸素や栄養が十分に届かなくなり、疲労物質が溜まりやすい状態になります。
その結果、筋肉は硬くなり、重だるさや痛みとして不調を感じやすくなります。

さらに、血流不足の影響は筋肉だけにとどまりません。

神経も血液から酸素や栄養を受け取って働いているため、血流が低下すると刺激に対して敏感になり、わずかな負担でも痛みやしびれとして感じやすくなります。

例えば、長時間のデスクワーク後に肩や首が重くなり頭痛が出たり、運転や座り姿勢が続いたあとに腰やお尻周りが痛み、坐骨神経痛のような症状が出たりすることがございます。

また、休憩で立ち上がった瞬間にピリピリとした違和感を覚えるのも、血流が滞っていたサインの一つです。

このように、同じ姿勢による血流低下は、筋肉の疲労を蓄積させるだけでなく、神経を過敏な状態にしてしまいます。

結果として、痛みが出やすく、長引きやすい体の状態が作られてしまうのです。

姿勢を支え続けることで筋肉が過緊張になる

同じ姿勢を長時間保ち続けていると、姿勢を支える特定の筋肉が休むことなく働き続け、過緊張を起こしやすくなります。

姿勢保持に関わる筋肉は、無意識のうちに常に収縮した状態にあり、動きのないまま力を入れ続けることで疲労が蓄積していきます。

特に、体の深部にあるインナーマッスルは、関節や体幹を安定させる重要な役割を担っており、正しい姿勢を保つために常に働いています。

しかし、長時間動かさずに使い続けると疲労が溜まり、本来の働きを維持できなくなってしまいます。

その結果、体幹が支えきれずに猫背になったり、骨盤が傾いて腰に負担がかかったりと、姿勢の乱れが起こりやすくなります。

姿勢が崩れると、首や肩、腰の筋肉がさらに緊張し、痛みやこりが悪化するという悪循環に陥ります。

例えば、デスクワークで首や肩が常に力んでいたり、立ち仕事で腰や太ももが張り続けたり、運転中に背中やお尻が固まる感覚を覚えることがございます。

これらは、姿勢を支える筋肉やインナーマッスルが十分に休めていない状態を示しています。

このように、同じ姿勢を続けることは筋肉にとって「休憩のない状態」となり、過緊張や姿勢の乱れを引き起こします。

その結果、痛みが出やすく、なかなか改善しにくい体の状態が作られてしまうのです。

関節や神経への負担が蓄積する

長時間同じ姿勢が続くと、関節や神経に少しずつ負担が蓄積し、それが痛みとして現れるようになります。

関節は、本来さまざまな方向に動くことで滑らかさを保っていますが、一定の角度で固定された状態が続くと動きが悪くなり、周囲の組織に負担が集中してしまいます。

さらに、姿勢を支え続けることで筋肉の緊張が強まり、血流が低下すると、関節周囲を通る神経が圧迫されやすくなります。

この状態が続くと、痛みだけでなく、しびれや放散痛といった神経症状も起こりやすくなります。

例えば、腰を丸めた姿勢が長く続くことで腰椎に負担がかかり、慢性的な腰痛につながることがございます。

また、肩関節がほとんど動かない状態が続くと、肩こりや腕の痛みが出やすくなり、神経が刺激されることで痛みが広がるケースも見られます。

デスクワークによる慢性的な腰痛、運転業務による首や肩の神経痛、立ち仕事による腰や脚のしびれなどは、いずれも長時間同じ姿勢が関与している代表的な症状です。

これらの不調は、突然起こるものではなく、日々の姿勢による負担が少しずつ積み重なった結果として現れます。

「同じ姿勢がつらい」「動き出すと痛む」と感じる感覚は、体からの大切なサインです。

痛みが強くなる前に、関節や神経への負担を整えるケアを行うことが、症状の改善と予防につながります。

長時間の姿勢による痛みを改善するためにできること

日常生活で意識したい姿勢と動きの工夫

長時間の姿勢による痛みを防ぐためには、「正しい姿勢を保つこと」よりも「同じ姿勢を続けないこと」が重要です。

どれほど良い姿勢であっても、長時間動かずにいれば筋肉や関節への負担は蓄積します。

体は常に微細な動きを取り入れることで血流や関節の滑らかさを保っているため、姿勢を固定し続けること自体が痛みの原因になりやすいのです。

・背筋を伸ばそうと意識しすぎて、逆に肩や腰が力んでしまう
・「良い姿勢」を保とうとして、体を固めてしまう
・集中するほど体の動きが止まってしまう

このような状態では、姿勢が良く見えても体の中では負担が増えています。

大切なのは完璧な姿勢ではなく、こまめに体を動かし、負担を溜め込まない工夫です。

痛みを繰り返さないために必要な体のケア

長時間の姿勢による痛みを繰り返さないためには、一時的に楽になるケアではなく、体全体を整える視点が欠かせません。

こうした痛みは、筋肉だけでなく、関節や神経が複雑に関係して起こるため、表面的なケアだけでは根本的な改善につながりにくいケースが多く見られます。

例えば、マッサージを受けた直後は楽になるものの、しばらくすると元の痛みに戻ってしまったり、ストレッチを続けていても可動域があまり変わらなかったり、日によって痛む場所が変わるといった経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これらは、体の一部分だけをケアしており、負担の原因そのものが十分に整えられていない可能性を示しています。

体の不調は、筋肉・関節・神経がそれぞれ独立して起こるのではなく、互いに影響し合いながら生じます。

筋肉の緊張は関節の動きを制限し、関節の動きが悪くなることで神経への負担が増え、神経が過敏になることで痛みが強く感じられるようになります。

そのため、筋肉を緩めることで関節が動きやすくなり、関節の動きが改善されることで神経の圧迫が減り、結果として痛みが和らぐというように、体は連動して変化していきます。

このような背景から、長時間の姿勢による痛みに対しては、筋肉・関節・神経を同時に整えるアプローチが重要となります。

当院では鍼灸治療をおすすめしております

鍼灸治療は、表面だけでなく深部の筋肉や神経の働き、血流にまで働きかけることができるため、姿勢による負担が蓄積した体を内側から総合的に整えることが可能です。

深部の筋緊張を緩め、血流を促進し、神経の興奮を落ち着かせることで、痛みが出にくい体の状態へと導いていきます。

その結果、症状の一時的な緩和にとどまらず、再発しにくい体づくりを目指すことができます。

当鍼灸院では、痛みの出ている部位だけを見るのではなく、姿勢のクセや体の使い方、関節の動き、筋肉の緊張バランスを確認したうえで施術を行っております。

深部の緊張が強い部位への鍼灸や、関節の動きを妨げている要因への調整を行うことで、長時間の姿勢による痛みの改善をサポートしています。

長時間同じ姿勢による痛みでお悩みの方には、体全体を整える視点での鍼灸治療が有効な選択肢の一つとなる可能性がございますので、ぜひ一度ご相談くださいませ。

まとめ

ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今回こちらのブログでは【長時間の姿勢で痛みが出る理由。原因と鍼灸治療の改善方法】についてご紹介させていただきました。

長時間同じ姿勢が続くと、体には少しずつ負担が蓄積し、やがて痛みとして表れやすくなります。

人の体は、本来動くことで血流や関節の滑らかさを保っていますが、同じ姿勢を続けることで筋肉の緊張、血流の低下、関節の動きの制限が同時に起こります。

これらはすぐに強い症状として現れるわけではなく、日々の生活の中で少しずつ積み重なっていきます。

最初は「疲れ」や「重だるさ」程度だったものが、次第に痛みに変わり、休めば楽になるものの、また同じ症状を繰り返すようになります。

動き始めに違和感や痛みを感じるようになるのも、体が限界に近づいているサインの一つです。

同じ姿勢による痛みは、突然起こるものではなく、日常の負担が積み重なった結果として現れます。

こうした長時間の姿勢による痛みに対して、鍼灸治療は有効な選択肢の一つです。

鍼灸は、表面の筋肉だけでなく、深部の筋緊張や血流、神経の働きにもアプローチできるため、姿勢による負担を受けた体を内側から整えることができます。

深部の筋緊張を緩め、関節の動きを助け、血流を促進し、神経の興奮を落ち着かせることで、痛みが出にくい体の状態を目指すことが可能です。

そのため、長時間の姿勢による慢性的な痛みに対して、鍼灸治療は体全体を整えるアプローチとして適しています。

大切なのは、痛みを感じ始めた段階で体の状態を確認し、早めにケアを行うことです。

我慢を続けることで負担がさらに蓄積し、回復に時間がかかってしまうケースも少なくありません。

痛みが軽いうちにケアを始め、仕事や生活スタイルに合わせた無理のない改善を進めることで、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。

長時間の姿勢による痛みは、「我慢するもの」ではなく、早めに整えていくことで改善が期待できる症状です。

長時間の姿勢による痛みでお悩みの際には、ぜひ当鍼灸院へご相談くださいませ。

その他にも気になる点やご不明点がございます際には【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までお問い合わせくださいませ。

【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸

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