子供の抱っこで腰痛が悪化?育児中のママ・パパにおすすめの腰痛対策
こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績について
こちらのブログでは【子供の抱っこで腰痛が悪化?育児中のママ・パパにおすすめの腰痛対策】についてご紹介しております。
所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院では子供の抱っこで辛い腰痛の施術に力を入れております。所沢・小手指周辺で腰痛にお悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
子供抱っこで腰痛を引き起こす原因
腰痛の原因には、特定の筋肉や組織への過度の負担が関係しています。特に、抱っこによる姿勢の変化や負荷の集中が原因で腰痛を引き起こしやすくなります。
主な原因として3つございますのでそれぞれご紹介させていただきます。
腰部多裂筋と腰方形筋:抱っこでの負担が大きい筋肉
特に負荷のかかる筋肉として、【腰部多裂筋(ようぶたれつきん)】と【腰方形筋(ようほうけいきん)】がございます。
腰部多裂筋と腰方形筋は、背骨を支える重要な筋肉群であり抱っこ時に最も負担がかかりやすい部位です。
腰部多裂筋は脊椎の安定を保つ役割を果たしており、腰方形筋は体を伸展させるために働く筋肉です。長時間の抱っこにより、これらの筋肉に過剰な負担がかかることで筋肉の疲労や緊張が腰痛を引き起こします。
例えば、赤ちゃんを抱っこしているときに無意識のうちに腰を反らせてしまうことがございます。この姿勢は腰部多裂筋と腰方形筋が収縮することで腰椎が伸展されるため腰を反る姿勢を維持することができます。
これらの筋肉が収縮している時間が続くと血液循環が悪くなったり、筋肉に疲労が溜まるため結果的に腰痛を引き起こしてしまいます。
骨盤の安定性を支える腸腰筋:負担が原因で硬くなる
腸腰筋(ちょうようきん)は、骨盤と脊柱をつなぎ、骨盤の安定性を支える重要な筋肉です。抱っこによる姿勢変化が、この筋肉を硬くする原因となります。
抱っこするときに前かがみの姿勢をとると腸腰筋に持続的な圧力がかかり、緊張しやすくなります。
これが繰り返されると腸腰筋が硬直して骨盤の傾きを変わるため腰への負担が増加します。硬くなった腸腰筋は骨盤の可動性を制限してしまい、腰痛を引き起こす原因の一つとなります。
長時間の抱っこを続けたあとに腰を伸ばしたとき、痛みや違和感を感じた経験がある方もいるかもしれません。これは腸腰筋が硬直している可能性が高いです。
腹横筋の弱さによる腰への負荷増加
腹横筋は腹部を内側から支えることで体の軸を保つ役割があり、その強さが腰痛の予防に重要です。腹横筋が弱いと腰への負担が増します。
抱っこするときに腹横筋がしっかり働かないと腰部の筋肉がその分多く働く必要がございます。特に腹横筋が弱いと腰椎への圧力が増してしまうため腰痛を引き起こすリスクが高まります。
抱っこ中に「腰に力が入らない」と感じる場合、それは腹横筋が十分に機能していないサインです。
ヘルニアやぎっくり腰の際に使用するコルセットは腹横筋と同じような機能を果たしております。つまり、腹横筋をうまく使えるようになるとコルセットを使用しなくても体をしっかり支えれるようになり、腰への負担も減らすことができます。
なぜ抱っこで腰痛が悪化するのか?
抱っこによって腰痛が悪化する理由は、姿勢の変化と筋肉の疲労が大きな要因です。
特に、長時間同じ姿勢でいることで腰への負担が増加します。
子供抱っこで腰痛を悪化させやすい場面を具体的にご紹介させていただきます。
子供を持ち上げる時の前屈みの姿勢で生じる腰への負担
前屈みの姿勢での抱っこは、腰部への圧力を高めるため腰痛を悪化させてしまいます。
前屈み姿勢で子供を抱っこする状態では、ご自身の体の重心が前に移動する上に、子供の抱っこをすることで腰の筋肉に大きな負荷がかかります。
この姿勢を繰り返すことで筋肉の緊張が増してしまい、腰痛の原因となります。
特に前屈みの姿勢では本来、股関節・骨盤の動きが重要となりますが疲労や繰り返す抱っこの動きで正しい前屈みの姿勢ができなくなることがございます。
その結果、最も腰に負担のかかりやすい腰の曲げ方をしてしまうため腰痛を引き起こしてします。
長時間の同じ姿勢が引き起こす筋肉の硬直
同じ姿勢を長時間続けると特定の筋肉が硬直しやすくなります。これは抱っこ時の腰痛悪化につながります。
同じ姿勢で筋肉が緊張状態にあると血流が悪くなり、筋肉の柔軟性が失われてしまいます。その結果、腰部の筋肉が固まり、腰痛が発生するリスクが高まります。
例えば赤ちゃんが眠っている間、長時間抱っこし続けると腕の筋肉が疲れてしまい徐々に腰で赤ちゃんを支えようと反り腰が強まっていきます。
そうすると、腰の筋肉への負荷が強くなる上に長時間続くことで筋肉が硬直して腰痛を引き起こすことがございます。
抱っこによる片側だけの負担でのアンバランス
抱っこをするときに片側だけで子供を抱っこすると負担が片側に集中してしまい、体のバランスが崩れて腰痛が生じやすくなります。
片側に重心をかけて抱っこすると身体全体のバランスが崩れてしまい、腰椎や骨盤に不均等な圧力がかかります。このようなアンバランスは筋肉の偏りを引き起こすため腰痛の原因となります。
いつも同じ側で抱っこしているとそちらの腰に痛みが生じやすくなる傾向がございます。
特に抱っこ紐を使わずに抱っこしていると、左右どちらかで子供を持ち上げてしまうため腰にも片側に負担がかかりやすくなり腰痛を引き起こします。
腰痛対策のセルフケア方法
子供の抱っこで起こるママ・パパの腰痛を改善には適切なストレッチや筋力トレーニングを取り入れることをおすすめしております。
ストレッチや筋力トレーニングの方法について詳しくは下記でご紹介させていただきます。
腰部の筋肉をほぐすストレッチ方法
まず、床に座り、片足を曲げてもう片方の足を反対側にクロスさせます。そのまま上半身をひねり、反対側の膝に腕を引っ掛けてさらに上半身を捻ることで腰を伸ばします。
この姿勢を30秒ほど保持して、ゆっくりと戻します。左右交互に行うことで、腰部多裂筋の緊張をほぐすことができます。
腰の筋肉は背骨の安定に関わる筋肉であり、緊張が続くと腰痛を引き起こす原因となります。特に、抱っこを長時間続けることでこの筋肉が硬直しやすくなります。
ストレッチをすることで筋肉の柔軟性を保ち、血流を促進することで痛みの軽減や回復が期待できます。
腸腰筋を柔らかく保つためのエクササイズ
腸腰筋をストレッチする方法として、ランジの姿勢が効果的です。
片膝を床に立て、もう一方の足を前に出して90度の角度で曲げます。そのまま体重を前に移動させて、後ろ側の膝を伸ばして腸腰筋を伸ばします。
30秒程度キープしていただき、反対側も同様に行います。
このエクササイズは、腰の柔軟性を高めるだけでなく、骨盤の安定性も向上させます。
腸腰筋は骨盤と腰椎をつなぐ大切な筋肉で、硬直すると骨盤の動きが制限されるため腰痛が悪化する可能性が高まります。腸腰筋を適度に伸ばすことで、筋肉の柔軟性を保ちつことができるため抱っこで痛めた腰痛を軽減することができます。
腹横筋を強化するコアトレーニング
腹横筋を鍛える方法として、プランクエクササイズが効果的です。
うつ伏せになり、肘を肩幅で床につけてつま先を立てます。そのまま体を持ち上げて、頭から足までが一直線になるように維持します。
この姿勢を20〜30秒ほどキープして、慣れてきたら時間を徐々に増やしていきます。
正しいフォームで行うことが重要で、腰を反らせすぎないように注意しましょう。
プランクは腹横筋だけでなく、体幹全体を強化するのに役立ちます。
腹横筋は体幹を支える深層筋で、腰椎の安定性を高めます。この筋肉が弱いと、抱っこや日常の動作で腰に過剰な負担がかかるためトレーニングによって強化することが腰痛予防に繋がります。
セルフケアでも解消しない腰痛はぜひ当鍼灸院へご相談くださいませ
当鍼灸院では、子供の抱っこで起こるママ・パパの腰痛に対して特に効果的な治療法として鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)をおすすめしております。
鍼灸治療が子供の抱っこで起こる腰痛に効果的な理由は、筋肉や痛めている組織に鍼で直接アプローチすることで、腰の痛みを軽減して自然治癒力を高めることができるためです。
鍼による刺激によって血流を促進して筋肉の緊張を緩和するため、硬くなった筋肉や炎症を起こしている部位の回復を助ける効果が起こります。
これは、鍼による刺激によって脳内にある神経伝達物質の一つであるエンドルフィンの分泌が促進されることで痛みを抑える効果が起こるためです。
さらに、鍼によって微細に傷を与えると、鍼による微細な傷を治そうと体が本来持つ自然治癒力が促進されます。
自然治癒力が促進されると、鍼をした箇所が局所的に血流が改善されるため酸素や栄養素の供給が増加されます。その結果、筋肉の硬直が和らいだり組織が修復されて痛みが緩和されます。
子供の抱っこが続いて腰痛にお悩みのママ・パパはぜひ一度ご相談くださいませ。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【子供の抱っこで腰痛が悪化?育児中のママ・パパにおすすめの腰痛対策】についてご紹介させていただきました。
腰痛の原因と効果的な対策を理解することは、快適な生活の第一歩です。
腰痛は、特に子供の抱っこや日常の動作による筋肉の負担や姿勢の悪化が原因で引き起こされることが多いです。
腰部多裂筋、腰方形筋、腸腰筋、腹横筋のような深層筋に対する適切なケアやストレッチ、エクササイズの実施が痛みの軽減に繋がります。
例えば、腸腰筋を柔らかく保つエクササイズや抱っこの姿勢改善を取り入れることで、腰への負担を大幅に軽減できます。こうしたセルフケアの習慣を取り入れることで、慢性的な腰痛を予防することが可能です。
自分でできるセルフケアを日常に取り入れて腰痛の根本的な改善を目指しましょう。
もし、セルフケアでも腰痛が改善しない場合は、セルフケアだけでは届かない深い部分の改善に役立つ鍼灸治療をおすすめしております。
鍼灸治療では、腰痛の原因となる筋肉や神経に直接アプローチできるため、血流促進や神経の働きの調整を通じて症状の改善が期待できます。エンドルフィンの分泌促進によって、自然治癒力が高まることもメリットの1つです。
当鍼灸院では患者様の症状に合わせた施術を行い、特に抱っこによる腰痛に効果的なツボや手技を使用しています。これにより、痛みの緩和だけでなく、痛みの再発防止も期待できます。
腰痛を根本的に改善したい方は、ぜひ一度鍼灸治療を検討してみてください。
最後に、腰痛があると育児中の動作が制限されてしまい、精神的なストレスも増えてしまいます。しかし、適切なケアを行うことで、快適に過ごすための体づくりが可能です。
日々のセルフケアと定期的な鍼灸治療を組み合わせることで、腰痛の再発を防ぎ、子供を抱っこする時間も楽しめるようになります。
こうした取り組みは、ママやパパだけでなく子供にとっても大事な時間が増えますので、ご自身のことは後回しではなく、なるべく早めに改善・解消していきましょう。
その他に気になる点やご不明点がございます際には、どうぞお気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】へお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長