野球肘の離断性骨軟骨炎について
こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷です。→熊谷陸の経歴・実績はこちら
こちらのブログでは、野球肘の離断性骨軟骨炎についてご紹介しております。
所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院では野球肘の施術に力を入れております。所沢・小手指周辺で野球肘にお悩みの際には、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
野球肘の離断性骨軟骨炎とは
離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)とは野球肘の1種であり、肘の外側上顆(肘の外側にある骨の突起)の付着部にある腱や軟骨の炎症と病的な変化が生じる疾患です。
特に小学生・中学生・高校生の育成年代に発症することが多く、理由としましては成長期の未熟な骨と軟骨が剥がれやすくなってしまうため、野球をはじめとするスポーツ動作で発症することがございます。
離断性骨軟骨炎の発症は10代の野球少年でも2〜5パーセント程度ですのでそこまで発症率が高いわけではございません。主な原因は、過度な練習や負荷によって筋肉や腱が損傷して、炎症や微小な骨の変化が起こるため痛みが誘発されます。
野球肘の離断性骨軟骨炎の症状について
野球肘の離断性骨軟骨炎の主な症状は下記の通りです。
・肘の外側の痛みや炎症
・握る・掴む・持つ動作で増悪
・稀に運動制限や筋力の低下が見られる
・初期の段階では症状が現れにくいため初期段階での判別が難しい
離断性骨軟骨炎の症状はその他の野球肘の症状でも見られるため他の疾患と判別するためにはレントゲンやエコー診断、CTやMRIなど専門的な検査が必要となります。
離断性骨軟骨炎は初期の段階では徒手検査では判断がつかないため、治療やケアを行なってもなかなか良くならない場合は整形外科や病院にて専門的な検査を受けていただくことをおすすめしております。
離断性骨軟骨炎は最悪の場合は手術を行うケースも少なくありません。
手術となると術後のリハビリなど復帰までの時間がかかりますので早期発見・治療が大事になってきます。野球肘や離断性骨軟骨炎を発症しないように日頃からケアや予防治療をしっかり行なっていくことも重要です。
野球肘の離断性骨軟骨炎の治療方法
保存療法
離断性骨軟骨炎の初期であれば保存療法での治療を行うことができます。
保存療法とは、肘に負担をかけないように過ごしていただき、ご自身が持っている自然治癒力で離断性骨軟骨炎を治していく方法です。
肘に負担をかけないように過ごすということは投球を禁止するだけではなく、重い物を持つことや腕立て伏せを行うなど肘に少しでも負担がかかる行為の一切を禁止することです。
病院や整形外科によってはギプスを付けて過ごすことを推奨するお医者さんもいらっしゃると聞きます。患者様の離断性骨軟骨炎の進行具合にもよりますが長い人では1年間かけて改善・解消される方もいます。
鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療
離断性骨軟骨炎の初期であれば鍼灸での治療を行うことができます。
保存療法の一環として鍼灸治療を行なっていただくと、痛みの緩和や炎症の軽減、自然治癒能力の促進などの効果が期待できます。
特に鍼灸治療には患部に鍼で直接刺激を加えることで、離断性骨軟骨炎の原因の1つである炎症を抑える効果とともに自然治癒力を高めるため組織の修復を促進することができます。
保存療法では自然治癒力によって離断性骨軟骨炎を治す方法のため、鍼灸治療で自然治癒力を高めてより効果的に野球肘による離断性骨軟骨炎を改善・解消することが期待できます。
鍼灸治療には好転反応と呼ばれる施術後にだるさや筋肉痛のような痛みを引き起こすことがございます。薬の副作用とは違って体が回復方向へ向かうサインですのでご安心ください。
手術療法
離断性骨軟骨炎の状態によっては病院で手術療法による治療法を行います。
まずは保存治療で効果があるか確認していきますが、効果が認められない・症状が重篤であることが分かると手術を行います。
手術には症状の改善・機能の回復といった効果が期待できますが合併症のリスクがあるため慎重に選択されます。また、手術後のリハビリやケアにも長期間を要するため野球をプレーできるようになるまで時間がかかります。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【野球肘の離断性骨軟骨炎とは?原因や症状について】についてご紹介させていただきました。
野球肘の離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)とは、野球肘の1種であり、肘の外側上顆炎(肘の外側にある骨の突起)の付着部にある腱や軟骨の炎症と病的な変化が生じる疾患です。
特に育成年代に発症することが多く、成長期の未熟な骨と軟骨が剥がれやすくなってしまうため、野球をはじめとするスポーツ動作で発症することがあります。離断性骨軟骨炎の発症率はそこまで高くはないですが、最悪の場合筋肉や腱だけでなく骨や靭帯に影響を及ぼしますので早期発見が大切です。
野球肘の離断性骨軟骨炎の症状は主に4つあり、①肘の外側に痛みや炎症。②握る・掴む・持つ動作で増悪。③稀に運動制限や筋力の低下が見られる。④初期の段階では症状が現れにくいため初期段階での判別が難しい。の4つ症状が現れます。
野球肘の離断性骨軟骨炎の症状はその他の野球肘の症状でも見られるため他の疾患と判別するためにはレントゲンやエコー診断、CTやMRIなど専門的な検査が必要となります。
また、離断性骨軟骨炎は初期の段階では症状があまりなく、症状が現れた時には重症というケースも少なくありません。そのため日頃からのケアや予防はもちろん、肘に少しでも痛みや違和感を感じた際にはお早めに治療院へご相談いただくことをおすすめします。
野球肘の離断性骨軟骨炎の治療方法として3つご紹介させていただきました。①保存療法。②鍼灸治療。③手術療法。以上の3つです。①保存療法と②鍼灸治療はどちらも自分が持っている自然治癒力を使って治していく方法です。③手術療法では症状の原因となる組織を切除したり、再建したりと患者様の症状や術後どれくらいまで回復したいかによって変わってきます。
3つの治療法についてそれぞれ良い点と注意点をブログ内でご紹介しておりますので離断性骨軟骨炎を治すための治療法をご選択される際のご参考になりますと嬉しいです。
その他に気になる点や不安な点がございます際にはお気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】へご相談くださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長