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肩こりの原因は胃の不調?内臓から整える鍼灸治療

肩こりの原因は胃の不調?内臓から整える鍼灸治療

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら

「肩をほぐしてもすぐに戻ってしまう」「どこに行ってもよくならない」そんな肩こりに悩んでいませんか?

多くの方は、長時間のデスクワークや姿勢の悪さを原因と考えがちですが、実は“内臓の不調”が肩こりに関係していることがあるのをご存じでしょうか。

中でも注目したいのが、「胃の疲れ」。ストレスや食生活の乱れで胃の働きが弱ると、自律神経のバランスが崩れ、体のさまざまな筋肉に影響を及ぼします。

その結果、マッサージをしてもすぐに戻ってしまう“治りにくい肩こり”を引き起こしてしまうのです。

こちらのブログでは、「胃の不調と肩こりの関係」を分かりやすく解説し、鍼灸で内臓から体を整える方法についてご紹介いたします。

肩の筋肉をほぐすだけでは改善しなかった方にとって、体の内側から見直すきっかけになれば幸いです。

→肩こりへの鍼灸治療についてこちら

肩こりがなかなか治らないのは「胃の不調」が関係している

肩こりは「筋肉の硬さ」だけが原因ではなく、胃などの内臓の不調が影響している場合もございます。

多くの方は「姿勢の悪さ」や「運動不足」だけを気にされますが、実際には体の内側のバランスが崩れていることで、筋肉が常に緊張しやすい状態になっていることもございます。

私たちの体は「内臓」と「筋肉」が自律神経を通して密接に関係しています。

そのため、胃が疲れていると消化を助けようとする自律神経が過度に働き、同時に筋肉にも緊張の指令を出してしまいます。その結果、肩まわりの筋肉がこわばり、慢性的な肩こりにつながってしまうのです。

例えば、食べ過ぎやストレスが続いたあとに「肩が重い」「首の後ろが張る」と感じたことはございませんか?

これは胃腸の働きが低下し、自律神経のバランスが乱れることで起こる典型的な反応です。

特にデスクワーク中心の方や、ストレスを抱えやすい方に多く見られます。

つまり、マッサージや整体で一時的に筋肉をゆるめても、根本の「胃の負担」や「自律神経の乱れ」を整えなければ、肩こりは再び戻ってしまうのです。

内臓の疲れが筋肉の緊張につながるメカニズム

ポイントは、内臓と筋肉が神経を通して“つながっている”という体の仕組みです。

これは「内臓体性反射」と呼ばれ、内臓に不調があると、それに関連する筋肉が反射的にこわばるという現象です。

たとえば、胃の働きが低下すると「胸椎6〜9番」に関連する神経が反応します。

この部分はちょうど背中の中央〜肩甲骨の内側あたりに位置しており、胃が疲れるとこの領域の筋肉(僧帽筋や広背筋)が硬くなりやすくなります。

その結果、「背中の張り」「肩甲骨の内側の痛み」「首の根元の重だるさ」といった症状が出やすくなります。

また、胃の不調によって交感神経が過剰に優位になると、血管が収縮し、筋肉に十分な酸素が行き渡らなくなります。

これもまた、筋肉の緊張を強め、コリや痛みを慢性化させる要因となります。

実際、鍼灸治療では「肩だけでなく、胃のツボ(例:中脘・足三里など)」を同時に施術することで、肩のこりが驚くほど軽くなるケースがございます。

これは単なる偶然ではなく、内臓の働きを整えることで筋肉の緊張反射が緩み、自然と肩が軽くなるという生理的な反応なのです。

「胃の不調」と「肩こり」が同時に起こりやすい人の特徴

胃の不調と肩こりを同時に感じやすい方には、いくつかの共通点がございます。

まず一つ目は、食生活の乱れやストレスが多い方です。
仕事が忙しく、早食いや夜遅い食事が続く方は、胃の消化機能が休む時間を失い、常に負担がかかった状態になります。
胃腸が疲れていると、自律神経のバランスが乱れ、肩こりや首こりの原因にもなります。

二つ目は、冷え性の傾向がある方です。
冷たい飲み物や食べ物を好む方は、内臓が冷えて血流が滞りやすくなります。

胃腸が冷えることで代謝が低下し、筋肉にも老廃物が溜まりやすくなるため、肩こりを感じやすくなります。

三つ目は、ストレスを感じやすく、神経が敏感な方です。
精神的な緊張が続くと交感神経が優位となり、胃の働きが低下しやすくなります。

結果として「胃もたれ+肩こり+頭痛」といった3つの不調に悩む方もいらっしゃいます。

これらの特徴に心当たりがある方は、単なる筋肉疲労ではなく、内臓からのサインとして肩こりが出ている可能性がございます。

その場合は、マッサージで表面的にほぐすだけでなく、胃や自律神経のケアを同時に行うことが根本的な改善につながるのです。

東洋医学でみる「胃」と「肩」の関係

東洋医学では、胃の不調と肩こりの関係を「五臓のバランス」から説明します。

五臓とは「肝・心・脾(ひ)・肺・腎」を指し、それぞれが全身の気血の流れや内臓の働きを支えています。

この中で胃は「脾胃(ひい)」と呼ばれ、体のエネルギーを作り出す中心的な臓腑とされています。

脾胃が弱ると、食べ物から十分なエネルギーを作れなくなり、血流が滞ります。その結果、肩や首など体の上部に栄養が行き届かず、筋肉がこわばりやすくなります。

特に「肩の重だるさ」「背中の張り」「頭がぼーっとする」といった症状は、脾胃の働きが低下しているサインと考えられます。

また、東洋医学では「胃の不調は“気(エネルギー)”の流れを停滞させる」とされており、気の流れが滞る場所に痛みやこりが現れると考えます。

つまり、胃が弱ることで「気の滞り」が肩や首に生じ、結果的に肩こりを引き起こすということです。

胃の不調が原因の肩こりには鍼灸治療がおすすめ

「肩をほぐしてもすぐに戻ってしまう」「胃の調子も悪い気がする」そんな方にこそおすすめしたいのが、内臓と筋肉の両方へ働きかける鍼灸治療です。

鍼灸は、単に肩の筋肉をゆるめるだけではなく、胃の機能を整え、自律神経のバランスを回復させることで、肩こりを根本から改善へ導きます。

鍼灸が“内臓と筋肉のバランス”を整える仕組み

鍼灸治療は「内臓」と「筋肉」をつなぐ神経や血流のバランスを整えることで、肩こりの根本原因にアプローチする施術です。

人の体は、筋肉・内臓・神経が密接に関係しながら働いています。どれか一つが乱れると、全体の調和が崩れ、不調が生まれやすくなります。

理由として、内臓が疲れていると、それを守ろうとして筋肉が無意識に緊張します。

胃の場合は、特に背中や肩甲骨まわりの筋肉が硬くなりやすく、結果的に慢性的な肩こりへとつながります。

鍼灸ではこの「内臓→筋肉」のつながりに注目し、ツボを通じて体の内側からアプローチを行います。

例えば、胃の働きを整えるツボ「足三里」や「中脘」、肩の緊張をゆるめる「肩井」「天柱」などを刺激することで、血流や神経のバランスが整います。

施術後、「肩が軽くなった」「胃の重さまでスッと取れた」というお声も多く聞かれます。これは、筋肉だけでなく内臓の働きも同時に改善している証拠です。

つまり、鍼灸は「肩をほぐす」のではなく、肩こりの“原因そのもの”である内臓疲労や自律神経の乱れを整える治療法となります。

まとめ

ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。

今回こちらのブログでは【肩こりの原因は胃の不調?内臓がから整える鍼灸治療】についてご紹介しております。

肩こりを根本から改善するためには、“原因を正しく見極めること”が何より大切です。

肩こりの原因は、筋肉の疲労や姿勢の問題だけでなく、胃などの内臓の不調が関わっていることも少なくありません。

外からのケアだけでなく、体の内側のバランスに目を向けることで、慢性的なこりを根本から変えることができます。

理由は、人の体がひとつのつながりとして働いているためです。

胃が疲れれば自律神経が乱れ、血流や筋肉の緊張にも影響します。

つまり「肩がこる」という現象は、体のどこかに“無理がかかっているサイン”でもあるのです。

例えば、マッサージや湿布をしてもすぐにこりが戻ってしまう方は、もしかすると胃の働きが低下しているのかもしれません。

食べすぎや冷たい飲み物、ストレスなどによって胃が疲れると、血流が滞り、肩の筋肉がこわばりやすくなります。

こうした場合、肩だけをほぐしても根本改善にはつながらず、むしろ再発を繰り返す原因になってしまいます。

だからこそ、肩こりを改善したい方は、「どこに原因があるのか?」を見極める視点を持つことが大切です。

体の中のバランスを整えることで、筋肉のこりは自然とやわらいでいきます。そのサポートができるのが、まさに鍼灸治療による内臓からのアプローチなのです。

鍼灸治療では、ツボ刺激を通じて胃の働きを整え、自律神経のバランスを調整することができます。

この作用により、血流が改善し、肩や首のこりが軽減されるだけでなく、心の緊張までも自然とほぐれていきます。

内臓のケアを通じて心と体のバランスを取り戻せば、肩の重さだけでなく、日々の疲れやストレスまでも軽やかに感じられるようになります。

マッサージではなかなか改善しない肩こりでお悩みの方はぜひ一度等鍼灸院までご相談くださいませ。

【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸

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