乾燥する季節に肩・背中がこるのはなぜ?

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてこちら
秋から冬にかけて、「肩が張る」「背中がつっぱる」と感じる方が増えます。
実は秋・冬の時期の“乾燥”が、肌だけでなく筋肉や関節の潤いにも影響していることをご存知でしょうか?
体の水分バランスが崩れると血流が滞り、筋肉が硬くなることでコリや痛みを引き起こします。
こちらのブログでは、乾燥と肩こりの関係や原因についてご紹介しております。
所沢市・入間市周辺で秋・冬に起こる肩・背中のこりでお悩みの際にはぜひ一度、所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院までご相談くださいませ。

目次
乾燥で肩こり・背中の張りが悪化する理由

秋冬に肩こりや背中の張りが強くなるのは、気温の低下だけでなく、空気の乾燥が筋肉から水分を奪い、硬さや痛みを引き起こしやすくなるためです。
乾燥が続くと筋肉の柔軟性が失われ、肩甲骨や背中まわりの動きが小さくなり、負担が蓄積しやすくなります。
筋肉や筋膜は一定の水分を保つことで柔らかくなめらかに動くことができますが、秋冬は湿度が下がるだけでなく、暖房を使う機会も増えるため、肌だけでなく体内の組織も乾燥しやすい状態になります。
水分が不足すると、筋線維の滑りが悪くなり、筋肉がこわばりやすくなります。
さらに、乾燥により血管が収縮し、血流が低下するため、筋肉に酸素や栄養が届きづらくなり、疲労物質がたまりやすくなるのも特徴です。
このように、乾燥による筋肉の水分不足と血行不良が重なることで、肩こりや背中の張りが起こりやすくなるのです。
なぜ、乾燥が体の不症状を引き起こすのか

体内の水分が失われると筋肉の滑りが悪くなる
乾燥すると筋肉や筋膜の水分が減り、組織同士の滑りが悪くなることで、肩こりや背中の張りが起こりやすくなります。
さらに血流も低下するため、疲労物質がたまりやすくなり、コリが慢性化してしまうのです。
筋肉や筋膜は、適度な水分を含むことで柔らかく、スムーズに動くことができます。
しかし、秋冬は気温と湿度が低下しやすく、呼吸や皮膚から水分が失われやすい季節です。
体内の水分量が減ってしまうと、筋肉や筋膜の潤滑性が低下し、動きがぎこちなくなるため、筋線維同士が摩擦を起こし、筋肉に細かな負担がかかりやすくなります。
また、水分不足が続くと血液の流れも滞り、筋肉への酸素や栄養が十分に運ばれません。
すると疲労物質が排出しづらくなり、筋肉の硬さと痛みが増してしまいます。
「肩や背中がだる重い」「疲れがなかなか抜けない」という感覚は、この血行不良が背景にあることが多いです。
冷えが加わると筋肉の緊張がより強くなる
乾燥に加えて冷えが重なると、筋肉はさらに緊張しやすくなり、コリや痛みが強くなります。
秋冬に肩こりが急増するのは、この“乾燥+冷え”の組み合わせによる影響です。
気温が下がると、体は熱を逃さないように血管を収縮させます。
すると血液の流れが悪くなり、筋肉への酸素供給がさらに不足します。また、冷えは自律神経にも影響を与え、身体が無意識に力んでしまう状態をつくります。
そのため、首や肩、背中の筋肉は常に緊張しやすくなり、乾燥による筋膜の滑りの悪さと相まって、より強いこわばりを感じやすくなります。
乾燥に加え冷えも強まることで、筋肉は“緊張しやすくほぐれにくい状態”になります。秋冬の肩こりや背中の張りを防ぐためには、水分と血流、そして体温を守ることが大切です。
乾燥対策で肩こり・背中の張りをやわらげる方法
乾燥による肩こりや背中の張りを軽減するためには、水分補給だけでなく、湿度調整や体を温める習慣、ストレッチ、食事の見直しなど、複数の視点からケアすることが大切です。
日々の小さな積み重ねが、冬のお身体のコンディションを大きく変えてくれます。
①室内の湿度を保つ
加湿器を使用したり、洗濯物を部屋干しすることで湿度50〜60%を目安に保ちましょう。
②温める習慣をつける
首・肩・肩甲骨周りをネックウォーマーや蒸しタオルで温めると血流促進に役立ちます。特にデスクワーク中は冷えやすいため意識していただきたいポイントです。
③こまめなストレッチ
長時間同じ姿勢が続く際は、1時間に1回程度、肩甲骨を大きく動かすストレッチや深呼吸を取り入れると良いでしょう。
④食事で潤いと栄養を補給
魚、ナッツ、れんこん、きのこ類、スープや味噌汁など、水分と栄養をしっかり補給できるメニューがおすすめです。温かい食事は身体を内側から温め、筋肉の緊張を和らげます。
湿度・温度・動き・栄養、これらをバランスよく意識することで、乾燥による肩こりや背中の張りを予防しやすくなります。
無理なくできるものから取り入れてみてください。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【乾燥する季節に肩・背中がこるのはなぜ?】についてご紹介しております。
乾燥は、肌だけでなく筋肉にも影響を与える重要な要因です。
湿度が下がる季節は、体内の水分が失われやすく、血流や筋肉の柔軟性が低下して肩こりや背中の張りが悪化しやすくなります。
そのため、寒さ対策だけでなく“乾燥ケア”も肩こり予防の一部としてぜひ意識していただきたいです。
空気が乾燥すると、筋肉や筋膜の潤いが不足し、滑りが悪くなります。
加えて、冷えや長時間の同じ姿勢が重なることで血流が滞り、筋肉に疲労物質がたまりやすくなります。
その結果、肩甲骨まわりや背中に硬さを感じたり、動きが悪くなったりといった不調が起こりやすくなるのです。
乾燥は見えないところから身体に負担をかけるため、季節性の症状として理解しておくことが大切です。
例えば、室内の加湿や温かい飲み物での水分補給、肩や首周りのストレッチ、食事からの適切な栄養補給など、日々の小さな習慣が体の潤いと血流を守ることにつながります。
加えて、肩甲骨まわりをやさしく動かしたり、首元を冷やさない工夫をするだけでも、冬の重たい肩こり感が大きく変わることを実感いただけるかと思います。
乾燥と肩こりの関係を知っていただくことで、ただつらさを我慢するのではなく、季節に合わせたケアができるようになります。
秋冬の時期をより快適に過ごすためにも、ぜひ今日からできることから取り入れてみてください。
その他にも気になる点やご不明点がございます際には【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】までご相談くださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長