仙腸関節に起こる腰痛の原因と症状について
こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴と実績について
こちらのブログでは【仙腸関節に起こる腰痛の原因と症状について】ご紹介しております。
所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院では仙腸関節が原因で起こる腰痛の施術に力を入れております。所沢・小手指周辺で仙腸関節から起こる腰痛でお悩みの方はどうぞお気軽にご相談くださいませ。
目次
腰痛が仙腸関節で起こる理由と原因とは
腰痛の原因のひとつとして、仙腸関節がうまく機能していないことが挙げられます。
仙腸関節は体の中でも特に負荷がかかりやすい部分であり、特に腰部に痛みを引き起こすことが多い関節です。
仙腸関節が固くなったり、逆に過度に動きすぎると周囲の筋肉や靭帯にストレスがかかりやすくなるため腰に痛みが発生します。
また、仙腸関節が原因で起こる腰痛は、仙腸関節そのものの炎症や姿勢の悪さによる長期的な負担が原因で発症することが多い傾向にございます。
この部分が痛みの根本原因である場合、他の腰痛とは少し異なった痛み方や症状が見られます。
仙腸関節とは?
仙腸関節とは、骨盤を形成する腸骨と仙骨をつなぐ関節です。
この部分は日常生活で目立つことはございませんが、実は体を支えるために非常に重要な役割を果たしております。
仙腸関節は体重を下肢に伝える橋渡しの役割を持っており、歩いたり、立ったり、座ったりといった日常的な動作に大きく関与しています。
なぜ仙腸関節が痛みやすいのか
仙腸関節は他の関節と違って、非常に小さな動きしかできません。
しかし、体全体のバランスをとるための重要な役割を担っており、ちょっとした動きのずれでも周囲の筋肉や神経に大きな影響を及ぼします。そのため、仙腸関節は非常に痛みやすい部位となっております。
特に、体の歪みや姿勢の悪さが仙腸関節に過度の負担をかけることがございます。
例えば、足を組む癖や片方の足に重心をかける習慣がある場合、左右のバランスが崩れて仙腸関節に無理な力が加わります。
この状態が続くと仙腸関節部で炎症や痛みを引き起こすリスクが高まります。
生活習慣と仙腸関節の負担
現代の生活習慣も仙腸関節に負担をかける一因となっております。
長時間のデスクワークや座りっぱなしの生活は、仙腸関節周辺の筋肉を硬直させるため関節に不自然な負担を与えてしまいます。
また、運動不足により体幹の筋肉が弱くなると仙腸関節をサポートする力が低下して痛みを感じやすくなります。
さらに、急な運動や重い荷物を持ち上げるなど、仙腸関節に負担をかける動作を繰り返すことも腰痛を引き起こす原因となります。
特に、急激な体重増加や妊娠などで体の重心が変わると仙腸関節への圧力が増すため痛みを感じやすくなることが多いです。
このように、日常生活でのちょっとした習慣や体の使い方が仙腸関節に負担を与えて、それが積み重なることで腰痛を引き起こすことがございます。
仙腸関節の腰痛に伴う症状の特徴
仙腸関節が原因となる腰痛の痛みには、いくつかの独特な特徴がございます。
まず、腰の片側に強い痛みを感じることが多い傾向にございます。
この痛みは鈍い痛みから鋭い痛みに至るまで様々ですが、多くの場合は仙骨や腸骨の付近に集中して他の部分に広がる傾向にございます。
お客様によっては、臀部や太ももまで放散するような痛みを感じることもございます。
また、仙腸関節の痛みは動きによって増幅することが多いです。
例えば、椅子から立ち上がる時や片足に体重をかけるとき、痛みが増すことがございます。これらの痛みは、日常生活のさまざまな動作に支障をきたすためお客様にとって大きなストレスとなります。
動作による痛みの違い
仙腸関節の痛みは、特定の動作によって顕著に表れることが特徴です。
特に、片足に体重をかけるような動作や歩行時に痛みが強まることが多い傾向にございます。これは、仙腸関節が骨盤の安定性を保つために重要な役割を果たしているからです。
歩く、座る、立つといった基本的な動作のたびに仙腸関節が刺激されて、その度に痛みが生じることがございます。
座り続けた後に立ち上がる際に、瞬間的に鋭い痛みを感じることが典型的です。
これは、長時間の座位で仙腸関節周辺の筋肉や靭帯が緊張して急に動くことで過度な負担がかかるためです。
また、重い物を持ち上げる際や急に体を捻ったりするときにも痛みが増すことがございます。日常生活で何気ない動作が原因で強い痛みを感じる場合、仙腸関節が原因である可能性が高いです。
他の腰痛との症状の違いを見極める
仙腸関節由来の腰痛と他の症状との違いを理解することは、正しい治療を選択するために重要です。
例えば、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など他の腰痛原因も似た症状を引き起こすことがございますが、仙腸関節の痛みにはいくつかの異なるポイントがございます。
椎間板ヘルニアの場合、痛みが脚全体に広がり、しびれや感覚異常を伴うことが多いのに対して仙腸関節の痛みは主に臀部や太ももに局所的に感じられます。
さらに、仙腸関節の痛みは片側のみに集中する傾向があり、痛みの範囲が比較的狭いのが特徴です。
もうひとつの大きな違いは、仙腸関節の痛みは体の特定の動きに強く影響されることです。
前述のように、片足に体重をかける動作や階段の上り下りで痛みが増すことが多く、このような特徴は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症にはあまり見られません。
この違いを理解することで、仙腸関節の痛みを他の腰痛から見極めることができるためより効果的なセルフケアや治療を選ぶことが可能になります。
仙腸関節による腰痛を和らげるセルフケア方法
仙腸関節による腰痛を和らげるためには、セルフケアが重要です。
これからご紹介するセルフケア方法を実践していただき、痛みの軽減や改善する方はぜひ継続してお試しいただければと思います。
まず試してみたい簡単なストレッチ
1. 膝抱えストレッチ
仰向けに寝て、片膝を胸に引き寄せます。
反対の足は伸ばしたままにして、できるだけ深く膝を抱えるようにします。
この状態を20秒ほどキープしていただき、左右交互に行います。
呼吸を深くしながら行うことで、筋肉の緊張が和らぎやすくなります。
このストレッチは、仙腸関節周りの筋肉を緩め、関節への圧力を和らげるのに役立ちます。
2. ひねりストレッチ
椅子に座り、右足を反対側の左足の膝に乗せて上半身を右足の方向にゆっくりとひねります。できるだけ背筋を伸ばしたまま、20秒ほどキープします。
反対側も同様に行うことで、左右バランスよく筋肉を伸ばすことができます。
座った状態で行えるこのストレッチも仙腸関節周りの筋肉を緩めるのに効果的です。
毎日数分行うだけでも仙腸関節の柔軟性が向上するため仙腸関節が原因で起こる腰の痛みが軽減されます。
日常生活で気を付けるポイント
ストレッチだけでなく、日常生活の中での姿勢や動作にも注意を払うことで仙腸関節の痛みを予防することができます。
悪い姿勢や不適切な動作が、知らず知らずのうちに仙腸関節に負担をかけていることが多くございますので、普段の生活で気を付けたいポイントをいくつかご紹介させていただきます。
また、普段の姿勢に加えて食事での栄養バランスも痛みを予防するには非常に重要となりますのでぜひ意識してみてください。
→腰痛予防の栄養バランスについて詳しくはこちら
腰痛予防の姿勢と動き
1. 正しい座り方
デスクワークや長時間座ることが多い人は、椅子に座るときの姿勢に特に気を付けましょう。
背筋を伸ばして腰をしっかりと椅子の背もたれに当てることで、仙腸関節にかかる負担を軽減できます。
また、足を床にしっかりつけて膝が90度の角度になるように座ることが理想です。足を組むことは、左右のバランスを崩しますので仙腸関節に偏った負担をかける原因となるため避けましょう。
2. 重い物の持ち上げ方
重い物を持ち上げる際に、腰だけで持ち上げようとすると仙腸関節に過度な負荷がかかります。
正しい持ち上げ方としては、膝を曲げて腰を落とし、下半身を使って力を分散させながら持ち上げることです。
また、物を持ち上げるときは体をねじらないように気をつけることも重要です。
日常的にこれらの姿勢や動きを意識することで、仙腸関節にかかる負担を減らすことができるため腰痛の予防につながります。
仙腸関節の腰痛を長引かせないためには、ストレッチと日常生活の改善をバランスよく取り入れることが大切です。
セルフケアでも腰痛が改善しない方はぜひ当院へご相談くださいませ
こちらでご紹介しているセルフケアをお試しいただいても仙腸関節が原因で起こる腰痛が改善しない方はぜひ一度当鍼灸院へご相談くださいませ。
当鍼灸院では、仙腸関節から起こる腰痛の原因である関節部の炎症や筋緊張を鍼やお灸を使用することで炎症や痛みを抑える効果を働かせることができます。
仙腸関節は靱帯組織や深部に位置するインナーマッスルで形成されております。そのためマッサージや整体による手技療法ではアプローチが難しい傾向にございます。
当鍼灸院ではマッサージ師の国家資格だけでなく、はり師・きゅう師の国家資格も持っているため豊富な知識とアプローチ方がございます。
ぜひ仙腸関節が原因での腰痛にお悩みの方は一度ご相談いただければと思います。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【仙腸関節に起こる腰痛の原因と症状について】ご紹介させていただきました。
仙腸関節による腰痛は、早期に対策を講じることで悪化を防ぐことができます。
放置すると慢性的な痛みや動きに支障をきたすことがあるため、早めに行動することが大切です。まずはセルフケアを行い、症状が改善されない場合は専門家に相談するのがおすすめです。
仙腸関節による腰痛を感じたら、最初にできることはセルフケアです。
セルフケアは手軽に始められて日常生活に取り入れることで痛みを和らげることが期待できます。特に、ストレッチや姿勢の改善は効果的な方法です。
セルフケアの第一歩として、腰周りの筋肉をほぐすストレッチを取り入れてみましょう。
例えば、膝を抱えるストレッチや座って行うひねりストレッチなどが効果的です。
これらの動きは、仙腸関節周辺の筋肉を柔らかくするため関節にかかる圧力を減らすことができます。ストレッチを毎日の習慣にすることで、関節の柔軟性を高めて痛みを軽減することが可能です。
また、日常の姿勢や動きにも注意が必要です。
デスクワークが多い方は椅子に正しく座り、背筋を伸ばして作業を行うよう心がけましょう。
座り続ける時間が長い場合は、1時間に一度は立ち上がって体を動かすことで、仙腸関節にかかる負担を軽減することができます。こうした日常の小さな変化が、腰痛の予防につながります。
セルフケアを続けても痛みが改善されない場合や痛みが強くなってきた場合は、早めに専門家に相談することが大切です。
仙腸関節の痛みは放置すると慢性的になり、日常生活に支障をきたすことがあるため早期の対応が重要です。
専門家に相談する際には、痛みの原因を特定したい場合には整形外科、しっかり痛みを治療して改善・解消したい方には接骨院や鍼灸師がおすすめです。
これらの専門家は、仙腸関節の状態を詳しく診断して適切な治療法を提案してくれます。
特に、当鍼灸院では鍼灸治療をおすすめしており、仙腸関節の痛みを和らげる効果が期待できます。
鍼灸治療では仙腸関節が原因で起こる腰痛に関係の深い深層筋へのアプローチが可能です。また、仙腸関節部自体にも鍼を行うことで炎症や痛みを抑える効果を発揮するため早期改善が見込めます。
長期的な改善を目指すためにもセルフケアと併せて専門的な治療を検討すると良いかと思いますのでぜひお気軽にご相談くださいませ。
その他に気になる点やご不明点がございます際にはどうぞお気軽に【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】へお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長