腰痛の原因は革靴?通勤時の靴に注意しましょう。

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら
「最近、腰の重だるさが気になる…」「デスクワークだけなのに、なぜ腰が痛いの?」
そんなお悩みを抱えている方は、もしかすると“足元”が原因かもしれません。
意外に思われるかもしれませんが、通勤や仕事中に履いている革靴は、腰痛の一因になり得ます。
硬いソール、クッション性の乏しさ、ヒールの高さ、長時間の立ち姿勢。これらが積み重なることで、足裏から全身のバランスが崩れ、腰への負担が生じてしまいます。
こちらのブログでは、革靴と腰痛の関係を解説しながら、どのようなポイントに気をつければ良いのか・まず何から始めれば負担を減らせるのか。といった実践しやすいヒントをご紹介いたします。
日々の不調の正体に気づき、少しでも快適な毎日を送るためのヒントになれば幸いでございます。

目次
革靴が腰痛を引き起こす原因?

革靴は、見た目の印象を整えてくれる一方で、構造上の負担が腰痛の原因になることがございます。
特に立ち時間が長い通勤や仕事では、足元の疲労がそのまま腰へ影響しやすいため注意が必要です。
革靴はソールが硬く、足裏への衝撃吸収が十分でない場合が多いため、歩行や立位で負荷が分散されず、足や腰に負担が集中しやすい特性がございます。
さらに、革靴はフィット感よりデザイン性を優先されがちで、足が正しい位置に乗りにくく、姿勢の乱れを引き起こすことも考えられます。その結果、腰回りの筋肉が過剰に緊張し、痛みや張りにつながることがございます。
例えば、通勤で30分以上立つ方や社内で立ち歩きが多い方は、足裏に均等な荷重がかかりにくい革靴を履き続けることで、太もも・ふくらはぎ・腰の筋肉が無意識に頑張り続ける状態になります。
すると、本来歩行で吸収すべき衝撃が積み重なり、腰が疲労しやすい状況を作ってしまうのです。
革靴が腰痛の原因になる理由
革靴はデザイン性やビジネスシーンでの印象を優先して作られていることが多く、足元の衝撃吸収や安定性が十分でない場合がございます。
その結果、日常の通勤や勤務中の動作の中で腰に負荷が蓄積しやすく、腰痛につながる可能性が高まります。
革靴は、足の形に合わせた柔軟な構造やクッション性が不足しがちなため、歩行時の衝撃が身体にストレートに伝わります。
足裏が疲労して本来の働きを果たせなくなると、身体はその負担を上半身や腰で補おうとするため、腰まわりの筋肉や関節に過度な緊張が生じてしまいます。
硬いソールやヒールの高さが腰の緊張を引き起こす
革靴の硬いソールやクッション不足、さらにヒールの高さといった要素は、足への衝撃吸収を弱め、骨盤の傾きや歩行姿勢を変化させることで、腰の筋肉に過度な緊張を生み出し、腰痛の原因になります。
クッション性の低い革靴では、歩行時に足裏のアーチが本来担うべき“衝撃吸収”の役割が十分に働かず、かかとや前足部に負担が集中します。
さらに、硬いソールやヒールの高さによって足が正しく曲がらず、体重が前方に移動することで骨盤が前傾し、腰が反った姿勢になりやすくなります。
この状態が長時間続くと、腰周囲の筋肉が姿勢を支えようと過剰に働き、疲労や痛みへ発展してしまいます。
革靴の見えない設計やクッション性は、単なる“履き心地”ではなく、姿勢に影響を与え、腰の緊張へ直結している点を知っておくことが大切です。
革靴が原因の腰痛対策
革靴が腰痛の一因となっている場合、靴の見直しや姿勢のケアを行うことで負担を減らし、日常の痛みを改善することが期待できます。
革靴そのものが完全に悪いわけではございませんが、足や腰に負担がかかる要素が隠れているため、選び方や履き方を工夫することが重要です。
また、立ち姿勢や休息のとり方を意識するだけでも、腰の負荷は軽減できるため、日常の小さな見直しが大きな改善につながります。
インソールや靴の選び方で負担を軽減

革靴にインソールを併用したり、適切な靴を選ぶことで腰への負担を軽くできます。
足を支える機能を補強することで、歩行時の衝撃吸収が改善し、骨盤の傾きや姿勢の崩れによる腰の負担を減らすことができるためです。
特に足裏のアーチが正しく働くようサポートすると、足から腰への連鎖的な疲労を断ち切りやすくなります。
クッション性の高い靴・中敷を選ぶポイント
靴や中敷を選ぶ際は、クッション性と足のアーチサポートがしっかりしているかを確認することが重要です。
適度なクッションがある靴やインソールは、衝撃吸収を補い、足裏の疲労を軽減します。
また、アーチサポートにより姿勢の崩れを防ぎ、腰への負担を抑えることができます。
さらに、自分の足型に合う柔軟性のある素材は、歩行時のストレスを軽減する働きがございます。
例えば、土踏まずを支えるタイプの中敷や、かかと部分に衝撃吸収素材を使用した靴は、立ち仕事の多い方に特に効果的です。
「履き始めてから腰の重さが気にならなくなった」という変化を実感される方もいらっしゃいます。
靴やインソール選びは、単なる履き心地ではなく、腰の健康を守る大切な要素と捉えていただくことが望ましいです。
仕事前後・通勤時にできるストレッチのすすめ
革靴による腰痛を軽減するには、通勤や仕事の合間に手軽なストレッチを取り入れることが役立ちます。
ストレッチは、筋肉の血流改善や緊張をほぐす効果があり、足元から腰まで影響する疲労をリセットしやすくなります。
特に、ふくらはぎ・太もも・腰の筋肉をほぐすことで、疲労連鎖を断ち切ることができます。
駅のホームや電車の中でつま先立ちを繰り返す・仕事終わりに腰をゆっくり反らす・太もも裏を伸ばす。といった短時間のストレッチでも、筋肉の緊張が緩み、腰の負担を軽減できます。
革靴を履く日常の中に、少しの習慣を加えるだけで、腰の痛みが変わる可能性があります。負担を感じたら、ぜひ気軽にストレッチを取り入れてみてください。
まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【腰痛の原因は革靴?通勤時の靴に注意しましょう。】についてご紹介させていただきました。
革靴が腰痛の一因になっている場合でも、足元の見直しを行うことで腰の負担は軽減でき、日々の違和感が改善する可能性がございます。
革靴は見た目や仕事上の印象を整えてくれる反面、クッション性の不足やソールの硬さ、ヒールの高さなどが腰の筋肉や姿勢に影響を及ぼしやすい構造となっています。
しかしインソールの活用や靴の選び方の工夫、立ち姿勢の見直し、短いストレッチの習慣化など、日常の負担を減らすための対策は多く存在します。
これらを取り入れることで、足元から腰への負担連鎖を断ち切り、体のバランスを整えることが可能です。
例えば、クッション性のある靴を選んだり、インソールを変えるだけで、夕方の腰の重だるさが軽くなったと感じる方は少なくありません。
また、通勤時の歩き方や立ち仕事の合間の姿勢意識によって、腰の疲労感が変化したというケースも見られます。こうした変化は「腰痛は腰だけの問題ではなく、足元から改善できる」という証明といえます。
腰の違和感や疲労感を感じている方は、まず革靴や足元の環境を整えることが一つの有効なアプローチです。
「足を支える」という当たり前の行為が、実は腰の健康を守り、仕事や日常の快適さにもつながります。
ご自身の足元を改めて見直し、小さな習慣から整えていただくことで、腰痛の改善につながる可能性が十分にございます。
もし、それでも腰の張り感や痛みが軽減・改善されない場合にはぜひ当鍼灸院へご相談くださいませ。
その他にも気になる点やご不明点がございます際には、どうぞお気軽にお問い合わせください。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人
あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長