坐骨神経痛は夜になると悪化するのはなぜ?原因と対処法を紹介

こんにちは。【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師の熊谷陸です。→熊谷陸の経歴・実績についてはこちら
夜になると坐骨神経痛の痛みやしびれが強くなり「なかなか眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」とお悩みの方は少なくないかと思います。
日中はなんとか我慢できても、夜に痛みが増すことで睡眠不足になり、翌日の体調や生活に大きく影響してしまうこともございます。
こちらのブログでは、坐骨神経痛が夜に悪化してしまう原因と対策方法についてご紹介しております。
所沢・狭山市周辺でお悩みの方はぜひ所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院までご相談くださいませ。

目次
坐骨神経痛が夜に悪化する主な原因

夜に坐骨神経痛が悪化するのは偶然ではなく、体の仕組みや生活習慣が深く関わっています。
大きく分けると「血流の低下」「寝る姿勢や寝具による圧迫」「自律神経の乱れ」の3つがポイントです。
それぞれ分けてご説明させていただきます。
血流の低下で筋肉がこわばりやすくなる
夜は血流が低下しやすく、筋肉がこわばることで坐骨神経痛の症状が悪化する可能性がございます。
夜間は体温が自然に下がり、血の巡りも日中に比べて滞りがちになります。
筋肉は冷えると硬くなりやすく、神経を圧迫する原因となります。その結果、坐骨神経に負担がかかり、痛みやしびれを強く感じやすくなるのです。
夜に坐骨神経痛が悪化する背景には、血流の低下と筋肉の冷えが大きく影響している可能性がございます。
寝る姿勢や寝具による坐骨神経痛への圧迫
寝るときの姿勢や寝具の選び方によって、坐骨神経への圧迫が強まり、夜に痛みが悪化することがございます。
仰向けで寝ると腰が反って神経が圧迫されたり、横向きで寝ると足を重ねることでお尻や太ももに負担がかかったりすることがございます。
また、硬すぎるマットレスは体の重みをうまく分散できず、逆に柔らかすぎると腰が沈み込み、神経を圧迫してしまう場合もございます。
「横向きで寝るとお尻から足にかけてしびれが強くなる」「朝起きると腰に痛みが残っている」といった声は、まさに寝姿勢や寝具による影響を示しています。
寝具は毎日長時間接するものだからこそ、神経の圧迫を助長してしまうことがあるので注意が必要です。
自律神経の乱れで痛みを感じやすくなる
自律神経の乱れが、夜の坐骨神経痛を強く感じる一因となります。
自律神経には「昼に活動する交感神経」と「夜にリラックスを促す副交感神経」がございます。
しかし、ストレスや疲労によって交感神経が優位なままだと、痛みを感じやすい状態が続いてしまいます。
そのため、夜に布団に入っても神経が過敏になり、坐骨神経痛の症状が強く出やすくなる傾向にございます。
「日中は痛みを我慢できるのに、夜になると急に神経がピリピリして眠れない」と感じる方は、自律神経の影響を受けている可能性が高いといえます。
精神的な緊張が取れないまま夜を迎えると、痛みが何倍にも強調されることもございます。
夜に坐骨神経痛が悪化する方におすすめの改善方法

夜に坐骨神経痛の痛みが強くなり、眠れなくて困っている方には、いくつか実践できる改善方法がございます。
ポイントは「寝る姿勢」「寝具の工夫」「入浴習慣」の3つです。
どれもご自宅で今日から始められるものですので、ぜひ取り入れてみてください。
仰向けで膝下にクッションを置く方法
仰向けで寝る際には、膝下にクッションや丸めたタオルを置くと、坐骨神経への負担を軽減できます。
仰向けのまま眠ると腰が反りやすく、腰回りやお尻の筋肉に余計な緊張がかかります。
クッションを膝下に入れることで腰の反りが緩和され、神経への圧迫を減らすことができます。
腰の反りをやわらげるこの方法は、坐骨神経痛の方にとって非常に有効な姿勢改善の一つです。
横向きで寝る際に膝の間に枕を挟む工夫
横向きで寝るときには、膝と膝の間に枕やクッションを挟むと、神経の圧迫を防ぎやすくなります。
横向きの姿勢は腰や骨盤にねじれを生じやすく、神経への負担を増やすことがございます。
膝の間に枕を挟むことで骨盤のねじれを防ぎ、体がまっすぐな状態を保てます。
横向きで寝る方は、膝の間にクッションを入れるだけでも大きな改善が見込めます。
マットレスの硬さを体に合ったものに変える
自分の体に合った硬さのマットレスを選ぶことで、腰やお尻への負担を軽減できます。
硬すぎるマットレスは体重が一点に集中しやすく、柔らかすぎるマットレスは腰が沈み込み神経を圧迫しやすくなります。
中程度の硬さで体を支えるものが理想的です。
もし、長年使用しているマットレスであれば買い替えることも視野に入れていただくのが良いかもしれません。
ぬるめのお湯で血流を促進する入浴習慣
寝る前にぬるめのお湯にゆっくり浸かると、血流が促進され筋肉のこわばりをやわらげます。
40℃前後のぬるめのお湯は、副交感神経を優位にしてリラックス効果を高めるだけでなく、血流を改善して神経への負担を減らします。
入浴習慣は血流とリラックスを促し、夜の痛みを和らげる有効なセルフケアです。
寝る前に、体を温めて筋肉のこわばりをやわらげておきましょう。
セルフケアで改善しない場合は、鍼灸治療がおすすめ
もし、セルフケアを試してみてもなかなか坐骨神経痛の痛みが変わらず眠れないという方は、一度鍼灸(しんきゅう・はりきゅう)治療をお試しいただければと思います。
当鍼灸院に来院される、坐骨神経痛でお悩みのお客様でも「ストレッチや湿布では改善しなかった夜のしびれが、鍼灸を受けたことで楽になった」とおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
鍼が筋肉の奥に届くことで血流が改善し、神経への圧迫が軽減される効果がございます。
坐骨神経痛に対する鍼灸治療の効果について詳しくはこちらのブログでご紹介しております。
→坐骨神経痛への鍼灸治療について

まとめ
ここまでブログを読んでいただきありがとうございます。
今回こちらのブログでは【坐骨神経痛は夜になると悪化するのはなぜ?原因と対処法を紹介】させていただきました。
坐骨神経痛でお悩みの方の中には「夜になると痛みが悪化する」「寝ようとすると痛みを感じて眠れない」という方がいらっしゃいます。
これは、ただ日中の疲れで痛みが強くなっているのではなく、夜だからこそ痛みを強く感じてしまう原因がございます。
主な原因としては【血流の低下で筋肉がこわばりやすくなる】【寝る姿勢や寝具による坐骨神経痛への圧迫】【自律神経の乱れで痛みを感じやすくなる】の3つがございます。
人によって原因は様々ですが、この3つの原因を意識して改善策を取り入れることで、夜間の痛みがやわらぐ可能性がございます。
具体的な改善策として【寝る姿勢】【寝具の工夫】【入浴習慣】の3つをお試しくださいませ。
詳しい内容はブログ内でご紹介しておりますのでぜひご参照いただければと思います。
最後に、セルフケアでも改善されない坐骨神経痛でお悩みの際はぜひ一度、鍼灸治療をお試しいただきたいです。
鍼灸治療には坐骨神経痛の原因となる箇所に的確にアプローチすることができるため、マッサージやストレッチでは改善されない症状でも効果が期待できます。
具体的な効果に関しましても別のブログでご紹介しておりますのでぜひご覧いただければと思います。
坐骨神経痛は、治らない病気でも疾患でもございません。
眠れないほど辛い症状でお悩みの方は諦めずに治療を受けていただきたいと思っております。
その他にも気になる点やご不明点がございます際には、どうぞお気軽に当鍼灸院までお問い合わせくださいませ。
【所沢肩こり腰痛マッサージ鍼灸院】鍼灸マッサージ師:熊谷陸
この記事を書いた人

あん摩マッサージ指圧師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第146112号)
はり師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 184484号)
きゅう師免許証(国家資格 厚生労働大臣認定 第184295号)
公益社団法人 日本鍼灸師会 会員
公益社団法人 埼玉県鍼灸師会 会員
所沢市鍼灸師会 会員
サウナマイスター
習字 2段
書記 2段
空手 茶色帯
◯実績
FCバルセロナアカデミートレーナー帯同
MLBロサンゼルス・エンゼルス研修
ZUMBAカンファレンストレーナー帯同
東急スポーツサッカートレーナー帯同
おこしやす京都トレーナー帯同
社会人野球部トレーナー研修
都内鍼灸接骨院にて院長